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2019年10月 2日 (水)

店内飲食でも8%??

イートインコーナーのあるコンビニにいって

早速買い物をしてみました。

 

買ったのは持ち帰りのお茶なのですが、

「これ店内で飲んだら10%取られるのですか?」

こんな質問する人はたぶんまだいないのでしょう。

 

店員は

「税込8%で表示されていますので計算し直すことになります。」

でも正直に言ってくれました。

「ただ、そんなこと言ってくれる人はまだいません。」

 

「持ち帰りですか?店内飲食ですか?と聞かないのですか?」

 

と思わず聞いてしまいました。

 

「実は聞かないことにしているのです。」

 

これが現場なのですね。

 

このお話は実は消費税改正セミナーで何度か聞いた

想定問答のお話なのですね。

 

仮に弁当とお茶で税抜き1000円だとします。

店内で弁当食べたら1100円、持ち帰りなら1080円ですね。

 

「持ち帰りだ。」と言いながら1080円払って店内で食べていたら

差額20円得することになりますね。

店員さんは「すいません。店内でお召し上がりですから

差額の20円いただきます。」

 

そう言われてしまうのでしょうか?

何だかドキドキしながら食べることになりますね。

また逆に

「店内で食べます。」と言って1100円で購入したものの

「イートーンコーナーが一杯なので持ち帰ります。

差額の20円返してください。」

 

そうならないでしょうか。

実はこんなことを真面目に税理士同士で議論していたのです。

これについては国税庁もQ&Aで公開しているのですね。

 

Pdf-9

 

国税庁は「顧客の意思を確認しなさい」といっているのですが

お店側はあえて聞かないようなのですね。

きっと面倒なことになるからです。

 

税法的には、消費税の納税義務は、弁当とお茶を販売した時に(課税資産の譲渡した時)、

成立しているのです。こちら

よって

「納税義務が成立した後の消費者の行動によって、課税関係が変更されることは

ない」

のです。つまり、差額の20円はあとから精算する必要はないということです。

 

良かったですね。

これでコンビニで安心して弁当が食べられますか・・・・!?

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