店内飲食でも8%??
イートインコーナーのあるコンビニにいって
早速買い物をしてみました。
買ったのは持ち帰りのお茶なのですが、
「これ店内で飲んだら10%取られるのですか?」
こんな質問する人はたぶんまだいないのでしょう。
店員は
「税込8%で表示されていますので計算し直すことになります。」
でも正直に言ってくれました。
「ただ、そんなこと言ってくれる人はまだいません。」
「持ち帰りですか?店内飲食ですか?と聞かないのですか?」
と思わず聞いてしまいました。
「実は聞かないことにしているのです。」
これが現場なのですね。
このお話は実は消費税改正セミナーで何度か聞いた
想定問答のお話なのですね。
仮に弁当とお茶で税抜き1000円だとします。
店内で弁当食べたら1100円、持ち帰りなら1080円ですね。
「持ち帰りだ。」と言いながら1080円払って店内で食べていたら
差額20円得することになりますね。
店員さんは「すいません。店内でお召し上がりですから
差額の20円いただきます。」
そう言われてしまうのでしょうか?
何だかドキドキしながら食べることになりますね。
また逆に
「店内で食べます。」と言って1100円で購入したものの
「イートーンコーナーが一杯なので持ち帰ります。
差額の20円返してください。」
そうならないでしょうか。
実はこんなことを真面目に税理士同士で議論していたのです。
これについては国税庁もQ&Aで公開しているのですね。
国税庁は「顧客の意思を確認しなさい」といっているのですが
お店側はあえて聞かないようなのですね。
きっと面倒なことになるからです。
税法的には、消費税の納税義務は、弁当とお茶を販売した時に(課税資産の譲渡した時)、
成立しているのです。こちら
よって
「納税義務が成立した後の消費者の行動によって、課税関係が変更されることは
ない」
のです。つまり、差額の20円はあとから精算する必要はないということです。
良かったですね。
これでコンビニで安心して弁当が食べられますか・・・・!?
« 「50%還元セール」実施!! | トップページ | キャッシュレス会計 »
コメント