最強の縄文型ビジネス その2
では対比的な弥生時代。
弥生時代は、紀元前10世紀ころから紀元後3世紀まで。
約1000年続いた時代です。
縄文時代と画期的に違うことは、大陸から稲作技術が伝わったこと。
ここから日本人は稲作の生活を基本とするようになったのでしたね。
稲作をすることで、水場や耕作地をめぐって周りの
ムラとの争いがおきます。
ムラ同士をまとめたクニができます。
さらにクニ同士が争い、やがて3世紀にはいると
あの邪馬台国が国内を統一します。
そして古墳時代へ。
さらに大和時代になり、ようやくここで「天皇陛下」が
お出ましになるのでしたね。
でもこの弥生時代で重要なことは、階級が生まれ、
誰かが支配し、誰かが支配されるという「支配・被支配」という社会構造が
ここで生まれたのです。
・・・とここまでは歴史の勉強です。
ではビジネス的にどうなるかという、筆者の論調です。
若干「こじ付け的である」のは否めないと思いますが、
正直一理あると思います。
つまり、「現代ビジネス環境」は弥生時代に生まれた」
というのです。
稲作という新しい「ビジネス」が生まれたことはご説明しました。
「ムラのリソースを稲作に集中投下することによって、
効率的にコメを確保し、利益を蓄積してさらなる投資を志向。
そのためにも、事業計画に基づいてイネずくりのち密な管理を
行い、PDCAサイクルを回しながら、確実にイネの刈り取り
を目指しました・・・。」
どうでしょうか?
「弥生時代に事業計画なんかあるか!」
「弥生時代にPDCAなんかあるわけないだろ!」
そう突っ込むのでしょう。
もちろんある訳ないのです。
でも弥生時代からこのつい最近の平成時代まで。
ビジネスの現場では
「重要業績評価指標『KPI』を設定して進捗を管理し、
PDCAサイクル『Plan-Do-Check-Action』を回して業務改善することが・・・」
「投資利益率『Return On Investment』を算出して事業を評価し・・・」
なんてことがまことしやかに行われていたのです。
これではもう行き詰っているというのです。
こういう「管理型経営」を「弥生型ビジネス」というのだそうです・・・。
« 最強の縄文型ビジネス その1 | トップページ | さあ!金沢マラソン!! »
コメント