NHK「これは経費で落ちません」終了!
なかなか秀逸なドラマでした。
放映中に主役の多部未華子さんが結婚するなど、
タイミングよく話題になりましたからね。
経理部を舞台にしたドラマってどんなだろうと、
単なる興味本位で見ていたのですが、確かにドラマ仕立てに
するために、経理とは関係のない恋愛があったり不倫があったり、
視聴者の目線をやたら気にしていましたね。
本当は「経費で落ちるかどうか」という税金のドラマに
してほしかったのですが、それだと視聴率が伸びないのは
明白ですからね。
主役がおじさんの税理士だと誰も見ないでしょうし、
やはり若い多部さんのような経理ウーマンの方が見ていて楽しいのでしょう。
ただまず最初の突込みどころが、題名の
「これは経費に落ちません」
というのは
「これは『税務上の』経費に落ちません」
というお話ではなくて、
「これは『社内上の』経費に落ちません」
ということなのですね。
まあ、このあたりは税金がどうのことのというのは
視聴者は関係ないでしょうから。
たくさん出てきた場面は、特に「交際費の申請」でしたね。
このあたりは一般的な会社ではよくあるお話なのでしょうか?
「領収書の日付が書いてありません」
これは当たり前のことでしょうけど、
「領収書の裏に誰と会食したかは必ず書いてください。」
こう多部さんのような美しくも厳しい経理部員に
指摘されるのですね。
税法的に「領収書の裏に誰と会食したかを書かない」と
経費(損金)には「税務署が」認めないということは絶対にありません。
でもこれは確かに書いてもらったほうがよい場合もあるでしょうね。
しかし、こんな経費精算をいちいちやっていたら
経理部員も手間かかって大変ですね。
そういうことからか最後に
「経理部を合理化するために外注にする・・・」
という場面も出てきましたね。
しかし、経理の外注ということで「会計事務所の存在価値」があるのです。
プロの目で見て迅速にかつ的確に・・・。
でも確かに多部さんのような敏腕な経理ウーマンが欲しいですね。
おじさんの税理士から
「社長!これはダメですよ・・・」
と言われるより、
多部さんみたいな若い人からあのきつい目で
「社長!これは経費に落ちません!」
と言ってもらったほうが、きっと効果があるのでしょうね・・・。
楽しい番組ありがとうございました。
« キャッシュレス会計 | トップページ | 熊野古道トレイル! その1 »
コメント