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2019年5月30日 (木)

税理士業務とAI

Sinnkaityou 

 

先日日本公認会計士協会の会長に手塚正彦常務理事が
なるという記事が出ていましたね。
まず驚いたのは57歳なのですね。
1985年東京大学経済学部卒ということですから
本当に私より年下なのですね。
そういう方が全国の会計士のトップになるのですね。

因みに前会長は60歳ということですから、
会計士協会は「60歳定年制」なのでしょうか。
本当にうらやましい限りです・・・・(内緒)

あまりこういうこと書くと怒られるで本題に・・・。

「会計監査の現場力向上に向け、人工知能(AI)技術を
積極導入する」

これも驚きましたね。
「協会として、テクノロジーの活用で業務を効率化し、
会計士が監査の中核業務に集中できる体制を整える」
のだそうです。

「AIに過去の不正を学習させ、リスクを自動分析できる
環境を整える」

まさにAIの活用ですね。
ここ数年「税理士や会計士はやがてAIに仕事が奪われる」
ような議論が出てきていますね。
会計士協会はさすがですね。
AIに取って代わられるのでなく、AIに仕事をさせるのですね。

こういうこと税理士業界では議論されているのでしょうか??
そういう発想で取り組んでいるのでしょうか。

「AIに過去の脱税を学習させ、不正を自動分析できる」

くらいは当然できると思うのですね。
以前国税庁の近未来の構想として、AIの活用が課題と
上げられていました。
我々税理士側も積極的に取り組んでいく必要があると思うのですね。

会計士の監査でAIが使われるのなら、「税務監査」でも
AIができると本当に思うのです。

通帳のデータやクレジットカードのデータから自動仕訳が
できるのはもう当たり前の世の中になっていますが、
恣意性を排除するためにあえて自動仕訳をもっと合理的に
使っていけば間違いなくAIの得意とするところなのでしょうね。

領収書をスキャンデータで読み取る技術も日進月歩ですが、
すべての領収書をデータ化しておけば、
「日付の空欄がないか」、「筆跡の同じ領収書はないか」
不正を見つけるのは簡単ですし、今や電話番号さえ読み取れば、
実在しているお店かどうかなんて瞬時に判断できますね。

会計データがすべて自動仕訳されていれば、税務監査時に
通帳データなど原資データとの照合も瞬時にされて、
「いつ誰が、加工したか」
なんていうのもログを見て判断されますね・・・。

いろいろ思うことはたくさんあるのですが、
なかなか税理士会も保守的ですからね・・・。

令和新時代に向けて、業界はどうあれ、
AIを使いこなすために勉強もしておかなければなりません。

因みに得意の囲碁ではAIのソフト毎年買い替えています。
以前は絶対に勝てたAIソフトなのですが、
今や黑番で3子置いてもまったく歯が立ちません!?
AIの進歩が「ドッグイヤー」であることを
業界の誰よりも分かっているつもりです・・・・。

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