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2019年5月13日 (月)

直感と論理をつなぐ思考法 その2

東大法学部卒の新進気鋭のデザイナーがなぜうつに
なってしまったかはあとで解説するとして、佐宗氏の主張する
思考法をまずご紹介します。

この本のベースとなる考え方4つです。
① カイゼン思考
② 戦略思考
③ デザイン思考
④ ビジョン思考

難しいですかね。
4番目の④ビジョン思考とは本の代目の通り、
「直感と論理をつなぐ思考法」。この本のまさにゴールですね。

ではまず最初の①カイゼン思考。
これは計画→実行→評価→改善
つまりPDCAサイクルのことですね。
このPDCAの本は何度か出てきたので、すでにご紹介したと思います。
ここ数年の流行でしたからね。

これは左脳型の方がもっとも得意とするところでしたね。
東大卒流の受験勉強で例えるなら、
過去の出題パターンをできるだけたくさん脳内に蓄積して、
正解を導き出すための時間を最小化する。
間違えたところはしっかり復習して、次回以降、同じ失敗を
しないための材料として生かす・・・。
こういう「カイゼン」のサイクルが高いスコアを導き出すのです。

でも佐宗氏に言わせたら、「カイゼンの農地」。

いままでは確かにそれでも良かったのです。
これからその「当たり前」とされていたカイゼン思考にも
危機が訪れているというのです。
AIやロボットによって置き換えられつつあるということと、
何より、「正解がない時代になった」ということ。

何となくでも分かりますか?
今までの戦略では追いつきえないほど、世界の変動が激しく、
不確実で複雑であいまいになってきたからなのです。

それでもその「農地」に安住している人も依然として大多数なのです。
KPI(重要業績評価目標)は「絶対善」とされるので、
受験勉強で勝ち抜いてきた人には住みやすいからなのです。


ここでいうKPIとは、もっと分かりやすく言えば、
受験勉強であれば、偏差値や大学のランク。
就職活動で言えば、会社の規模や初任給。
ビジネスで言えば市場シェアとか新規獲得数。上司からの人事評価・・・。

 

でも現実として出てくるカイゼン思考の大問題。

「新しい商品・サービスを生み出そうとする雰囲気が
職場のなかにない・・・」
「ゴーサインが出るのは、最大公約数的に社内合意が取れる
無難な企画ばかり・・・」
「ルールに従うのが得意な人材ばかりが育ち、前提そのものを
覆す思考ができない・・・」

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