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2019年1月31日 (木)

日本進化論 その2

AI(人工知能)、自動運転、ブロックチェーン、AR(拡張現実)、
VR(仮想現実)、5G・・・

この本には最新のテクノロジーがたくさん出てきます。
さすが「メディア・アーティスト」ですね。

私の様なオジサンは大変ですね。
でもここが肝心なのですね。
若い人にはこれから教育を変えることにより、
「テクノジーはわれわれに何をもたらすか」
というテーマで教えられるのですね。

問題はもう教育を受け終わった大人たちなのですね。
これには私のような普通のおじさんから始め、
「ポリテック」をこれから実践してもらわなければならない
政治家も含まれるのでしょうね・・・。

これからは
「テクノロジーを使いこなせる人とそうでない人の
『テクノロジーデバイド』が問題になる」そうです。

それもそうでしょうね。
年配者には今どきパソコンすら使えない人も多いのでしょう。
それこそ頑なに拒絶する人すらいますからね。

こういう拒絶する人種を「テクノフォビア」というのだそうです。
少なくとも政治家はこの「テクノフォビア」ではあってはならない
世の中になるのでしょう・・・。

テクノロジーの進化が世の中にどういう指向性を導き出すか。
これは勉強になりますね。
これからのビジネスを考えるうえで重要なキーワードですね。


「限界費用のゼロ化」


これを言っています。
お分かりになりますか?
これをご理解していただかないと新世代のビジネスは
考えられないというのです。


「限界費用のゼロ化」とは
「モノの生産量を増やした時に、新たにかかる費用のこと」

Photo_2

これどういうことかというと、分かりやすくたとえましょう。
今朝ドラで「まんぷく」(日清食品の創業者がモデルのドラマ)
をやっていますね。
主人公の萬平さんは、日本初のインスタントラーメンの開発をしていますね。

これはまさに「昭和のビジネス」なのですね。
インスタントラーメンの開発に成功して巨万の富を得たのですが、
ここでいう「限界費用」は莫大にかかるのです。
工場を作る、人を雇う、営業所を作る・・・。
大変ですね。
インスタントラーメンを増産するには莫大なコストが
かかると想像できるでしょう。


しかし、新世紀のビジネスはこの追加費用がゼロになる・・・。

「仕事のAI化」、
「事業のプラットフォーム化」、
「インフラの再活用」

の3つによって限界費用を抑制できるというのです。

つまり、もっと簡単に言えば
「初期投資を可能な限り抑制し、人間の介在を減らすことで、
人件費を削減する・・・」


萬平さんがその後苦労したことは新世紀には必要ないのです。
新世紀のビジネスは、そういう意味でチャンスだと思いませんか。


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