消費税ついに10%へ
たまには「税理士ブログ」らしく税金ネタ。
来年の10月からついに消費税が10%に引き上げられる
ことになりましたね。
でも首相が、
「消費税率は法律で定められたとおり、引き上げる『予定』だ。」
と強調していますね。
官官房長官も
「リーマンショックのようなことがない限り引き上げる」
と言っていますね。
「予定」と言われたら、過去2度も延期しているのですから、
国民は
「本当に引き上げるの~??」
まだ疑っているようにも思います。
昨日からテレビ新聞等、マスコミでは
「10%に引き上げられたら国民の生活は・・・」
を報道していますが、どうしても消費者目線ですね。
マスコミも新聞記者も消費者ですから、その目線でしか
分からないのでしょうね。
やはり、「中小事業者の応援団である」われわれ税理士としても
「中小事業者」のために、よく考えておく必要があるのでしょうね。
つまり、何が言いたいかというと、
「消費税を税務署に納税するのは、消費者でなく事業者」
だからなのです。
コレは昔から私が消費税の講習会をやると
必ず説明することなのですね。
これはマスコミの方々は、消費税を納税したことがないから
絶対実感しないことなのですね。
事業者にとって10%の消費税は「とてつもなく」重いのです。
もっと、具体的なお話をしましょう。
来年の10月1日から増税されると、10%分の消費税を税務署に
納めるようになるには
個人事業者なら来年1月からの年分(2019年10月~12月は10%)
法人なら来月の2018年11月開始事業年度から(2019年10月は10%)
なのですね。
実はもうすぐなのです。
簡易課税制度がもし有利なら、その開始する前の日までに
届出を出さなければならないのです。
以外にそのことは知らないのですね。
そういうことを報道しているテレビは皆無でしたね・・・。
いろいろ事前に検討しなければならないことは
多いのです。
話題に上っている軽減税率は、このままいったら大混乱するでしょうね。
お酒は10%なのですが、調味料の「みりん」も10%なのですね。
このあたりの「グレーゾーン」は1500品目もあるそうですね。
レジが無くて手書きの中小零細店舗は大変でしょうね・・・。
イートインのお店で、持ち帰れば8%、店で食べれば10%。
なかなかこれも大混乱するでしょうね。
「店で食べるつもりで買ったけど、席が一杯だから
持ち帰ります。消費税を返金してくれ・・・・」
この場合にレジが無かったらどうするのか・・・。
もう消費税を考え出すと秋の夜長は眠れません・・・・。
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