amazon世界最先端の戦略がわかる その7
アマゾンの秘密の公開です。
まず純利益から見てみましょう。
2014年は何と赤字です。
配当どころではないですね。
2015年から黒字転換して、2017年には30億ドル、
でもトヨタと比較してください。
トヨタの純利益の8分の1しかないのです。
またソフトバンクと比較しても3分の1ですね。
でも最初ご紹介したとおり、アマゾンの株価は異常に高かったのですね。
だから時価総額では比べ物にならないのです。
ズバリ経営方針の違いなのですね。
これは「世界最先端の戦略」として一番参考になるお話なのですね。
一言で表せば
「利益が出ないように新規の投資をし続けてきた」
ということになるのでしょうか。
アマゾンの設立当初、1990年代後半はまさに
「ITバブル」
でしたね。
当時の投資家たちも、
新進気鋭の投資家たちの「赤字は投資が必要だから」
という主張を歓迎していたのです。
しかし、そのバブルがはじけ、期待は期待で会わり、
黒字になるどころか赤字が膨らみ続けたのです。
1999年アマゾンの赤字は7億ドル、およそ700億円にも
なります。
2000年6月末には、リーマンブラザーズが
アマゾンは債務超過の瀬戸際にあると警告し、市場では
「アマゾン・ドット・ボム(爆弾)」
とまで呼ばれていたのですね。
日本のIT企業があまた倒産した2000年頃が
アマゾンにとっての窮地だったのです。
それでもアマゾンはその苦しい1年間で
倉庫を2か所から8か所に拡大します。
今やアマゾンの経営手法はビジネススクールでも
必ず取り上げられるらしいです。
確かに当時から「キャッシュフロー経営」であったかどうかは
成毛氏の指摘するように、「言い訳」だったのでしょうね・・・・。
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