東大読書 その3
なかなか難しいですか?
「整理読み」というのも紹介しています。
「要するに何なのか」が理解でていないとダメなんだそうです。
これは何となく分かりますね。
つまり、
「一言で言い表すことができるかできないか」
ということなんだそうです。
本から得られる情報を整理し、一言で言い表せる状態にしながら
読むということなのですね。
面白い例えで説明していました。
なかなかこの東大生は頭が良いのですね・・・。
誰かが言っていることなのか、自分で思いついたのか・・・・。
「本は魚」であるということです。
本を書く側にとっての表現です。
書き手は「本を魚のように書いている」ということなのですね。
どういうことでしょうか?
まず本には著者の主張が最初に来ることが多いのです。
これが魚の「頭」なのですね。
そして最後にまとめとして、最初の結論にたち戻るというのです。
これが「尻尾」ですね。
「頭」と「尻尾」を結びつけるのが「骨」ですね。
この「骨」こそが「主張」なのです。
つまり、
「どんな文章でもどんな本でも、最初から最後まで一本。
骨になる主張が通っているのです。」
著者が伝えたいのは「骨」=「主張」なのですね。
でも間違いやすいのが「身」なのです。
本の分量のなかで「身」が最も多いのです。
様々な例があって面白く感じられるところですね。
ここで盲点は
「身を美味しく食べていると骨を失ってしまう」
ことになるというのです。
なかなかこの例示は分かりやすいですね。
本を読むという行為は魚を食べる行為に他ならないのです。
「整理読み」というのは「骨と身を分離させる」
ということなのです。
美味しい身に惑わされず、骨をしっかり見極めるのですね。
そうしたら「魚を美味しく食べることができる」
のだそうです。
「読書の秋」、「食欲の秋」に相応しい表現ですね・・・・。
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