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2018年9月26日 (水)

ふるさと納税存続の危機? その5

今まで吉田ブログの基本方針として
言いたいことを書く、書きたいことを書く
好き勝手に書いてきたのですね。

貴乃花親方のように協会から圧力を受ける訳でもないので
もっとハッキリ書いていきましょうか・・・。(マズイか・・・)

ふるさと納税を考えることで、国民が日本の納税のあり方について
見直すきかっけになってほしいのです。

なぜこれだけふるさと納税の金額が増えているかというと
やはり今の納税について不満を持っている人が多いということも
一理あるのです。
どうしてそういう国民の不満に対して耳を傾けないのでしょうか。


前回東京都の三つの区でふるさと納税の間違いを
検証してみましたね。

これで分かることは、市区町村ごとに徴収の計算方式が
違うということなのですね。

これは各地方自治体の納付書が違うことから、すべての市区町村ごとに
それぞれシステムが異なっているのです。
税の現場を日々見ている会計事務所としては、分かっているのです。

そもそも、それを統一することが先なのではないでしょうか。
数年前にマイナンバー制度ができたときに、
「マイナポータルというシステムで、すべての国民の情報は統一されます」
そう宣伝していたはずですね。

分かりやすい例でいいます。
例えば、中野太郎さん(仮名)の所得が400万円とします。
簡単にするために、税率を
国税20%、地方税10%、国民健康保険税5%

としましょう。
これどうやって計算しますか?
今どきの中学生なら、エクセルに計算式入れてあっという間に計算するのでしょう。
そのエクセルに変わるものとして、
マイナンバー制度による「一気通貫」の徴収方法が
検討されているはずなのですね。

今の徴収方法は
税務署で 400万円×20%=80万円
区役所の住民税課で 400万円×10%=40万円
区役所の国民健康保険課で 400万円×5%=20万円

と別々に計算しているのですね。
データをかなりアナログな方式でやり取りしているのでしょう。
当然徴収のコストもかかっています。

ところが今回のふるさと納税は、
税務署でも控除し、区役所でも控除する制度なのです。

ふるさと納税に対して

「こんな面倒な税制はやめてくれ!」

と誰が言っているかもう分かりますね・・・・。

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