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2018年9月 6日 (木)

サラリーマンは300万で小さな会社を買いなさい その1

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またタイトルにつられて衝動買い・・・。
「300万で小さな会社を作りなさい」
ではないのですね。
「買いなさい」
というのがミソ。


税理士としては
「そんな良い会社が300万円で買えるか!」
と突っ込むつもりで買ったのですね。

きっとサラリーマンが
「こんな仕事面白くない。起業でもしようか。
でも金もないし。ビジネスの当てもない・・・。
そうか!買えばいいのか・・・・。」
そう思って私のように衝動買いするのでしょうね。

たぶん、それで売れている本らしいです・・・!?

著者は、1978年生まれ。
まだ40歳くらいと若いです。
この方の経歴が面白い。
同志社大学を卒業後に、ソフトバンク・インベストメント(SBI)に入社。
SBIは有名なベンチャーキャピタルですね。
「ベンチャーキャピタリスト」として6年ほど勤めた後に、
なんと2011年兵庫県議会議員に当選。
県議会議員に3年勤めた後、加古川市長選挙に出馬。
残念ながら落選したのですが、2016年に日本創世投資という
ファンドを創設。
なんと30億円もの資金を集めて運用しているというのですね。

一応「事業再生のコンサルタント」という触れ込みです・・・。

前半は「ゼロイチ起業」の危険性を延々と語っています。
ゼロイチ企業って分かりますよね。
「ゼロから」、「イチから」起業するやり方ですね。
私自身も、税理士としてもまさに「ゼロイチ」で開業。
その後税理士として多くの「ゼロイチ」の起業開業を見てきました。


まったくお客さんゼロから出発するのは本当に大変なのですね。
特に
「飲食店をゼロイチで開業するのはやめなさい」
と著者は何度も言っています・・・。


そうやって資本金500万とか運転資金1000万円を無駄にするくらいなら
いっそ会社を買った方が良いという理論展開です。

では、
「純資産がゼロで売上高1億円、営業利益200万円の会社」が
いくらくらいの相場で買えるか分かりますか?

これ知っておくのも良いですね。
600万円から1000万円なんだそうです。


仮に1000万円資金を提供してゼロから売上を1億円を超えていくのは
本当に大変なのです。
いっそ1000万円で売上1億円が買えるのでしたら安いものでしょう。

これは勉強になりましたね。
そういう意味で「会社を買う」という選択肢は「アリ」なのかもしれません。


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