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2018年8月23日 (木)

遊ぶ鉄工所 その3

「絶望的な下請の未来」

この副社長はハッキリ言いますね。
日本の町工場はほとんどが下請の仕事です。
親会社の傘下に入れば安定しますからね。
独自の商品開発も新規開拓の必要もないのです。

だけど、下請の立場は脆弱ですね。親会社の動向で業績が左右されます。
発注側は取引上の有利な立場から、コストダウンや不利な取引条件を
一方的に押し付けてくることもあります。
オイルショックやリーマンショックなど
過去経済危機があるたびに多くの下請企業が倒産していきました。

この副社長はもっとハッキリ言います。

「ジャストインタイムこそ下請いじめ」だと・・・。

すごいですね。
ジャストインタイムとは
「必要なものを、必要な時に、必要なだけ」
ということですね。
あの日本を代表する企業、トヨタのかんばん方式として有名なものです。
要するに
「ムダ、ムラ、ムリ」をなくし生産効率をあげる仕組みですね。

自動車部品の下請の町工場が、あの天下のトヨタを批判しているからこそ
すごいと思いませんか。

でも

「ジャストインタイムが原因で多くの下請部品メーカーが苦しんでいます。」

ハッキリ言っていますね。
ジャストインタイムを導入した親会社は、当然ですが
下請に短納期、小ロット納入を求めてくるということなのです。
下請は自己責任で在庫を積み上げて対応するしかないということなのです。

町工場の現状をこのようにバラシテしまっているのですね。


それでこの副社長はどうしたか。
驚くべきことに下請を止めてしまったのです。

親会社に「下請をやめる」と言い出したとたん、
当然ですが工場内の機械はすべて引き揚げられ、
当時の売上の8割を無くしたのです。

それからの3年間は、売上も仕事も給料もなく、
路頭に迷ったのです・・・。

下請をやめるとはこういうことなのです。
でもこの副社長は、駆けずり回って仕事を取ろうと努力したのです・・・。

本当にすごいですね。
この覚悟がなければ変わらないのです・・・・。

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