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2018年8月 3日 (金)

うつ病九段 その2

突然囲碁やうつ病のお話をし出したら、

「また囲碁の自慢話かよ・・・」

「このクソ暑いのにうつ病の話なんてたくさんだ・・・
資金繰りでこっちがうつになりそうだ・・・」

きっと読み飛ばされてしまうでしょうね。
内容に入る前に、その理由をキチンと話したいと思います。


どうしてかというと
経営者にとって、今やこの「うつ病」は避けて通れないのです。
「うつ病患者」が現在急増しているからです。


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何かい良い統計資料がないかと探したらありました。
厚生労働省が作成した資料です。


平成26年で精神疾患の患者が400万人近くいますね。
ただこれは総数で認知症なども含みますので、オレンジ色の「気分障害」
というところがうつ病のようです。
100万人は突破していますし、平成11年に比べたら倍以上と
急増しています。


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さらに驚くべきことですが、25歳から54歳くらいの
「いわゆる働き盛りの世代」
の精神疾患が増えているのです。

このことをは経営者の方にも知っておいていただきたいのですね。
30代、40代のいわゆる「ロスジェネ世代」、「ゆとり世代」にも
心の病が蔓延しだしているということなのですね・・・。


実は最近この「うつ病」を本当に多く聞くようになりました。


「働いていた社員から、うつ病の診断書が送られて
急に休業の申し出があったのですが、どうしたらよいのですか?」


これを何度も聞きます。
これを知り合いの弁護士や社労士に聞くと、あまりに多いので
もう慣れっ子になっているようなのですね。


「うつ病の病歴を記載していなかったので経歴詐称だ!
これを理由に解雇できますか?」


「うつ病で休職した場合の就業規則を見直ししたい。」

こういう相談は弁護士さんや社労士さんに非常に多いからです。

ただ冒頭申し上げた通り、このうつ病に対して偏見もあるのです。
正しい理解をしておかないといけないと思うのです。


電通事件として有名な亡くなった髙橋まつりさんも、
いわゆる「仮面うつ病」だったらしいです。
本人もうつ病という自覚もなかったのでしょう。
病院に通っていなかったようですから、厚生労働省の数字にも
現れてこない方なのです。


そういう「仮面」を入れたら、数字は何倍にも膨らみます。
ですから数百万人が「うつ病」もしくは「うつ病予備軍」なのです。

経営者側もうつ病という「現代病」があるのだと正しい理解も
しなければならないのでしょう。
本当にこの本で考えさせられました・・・・。

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