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2018年8月21日 (火)

遊ぶ鉄工所 その1

Photo

こんな鉄工所が本当にあるのか!

本当に驚きます。
まずこの表紙の絵は何だか分かりますか。


今から10年ほど前の2007年。
京都の宇治市に建てられた本社です。
これ本社工場なのですが、とても工場には見えませんね。
社名は「HILLTOP」。

ピンク色になっていますが、本当にコーポレートカラーは
そのピンクなんだそうです。
4階には広い社員食堂があります。
最上階には和室、お風呂、筋トレルームも・・・。

Photo_2

最近2014年には米国進出しました。
現在はNASAやディズニーとも取引があるそうです。

何をやっているかというと
現在は「多品種単品のアルミ加工メーカー」です。

HILLTOPは今から57年前の1961年(昭和36年)に創業した
山本精工所という、小さな町工場でした。

なぜ町工場が創業されたのかその理由を知ると泣けます。

現社長の山本正範氏が3歳の時大病を患い、一命を取り留めたものの
薬の副作用で聴力を失いました。
そのことに責任を感じたご両親が、製造業とはまったく無縁ながら
「耳が聞こえなくても働き口に困らないように」
ということで鉄工所を始めたのだそうです。

何だか、今のNHK朝ドラの「半分、青い」のリアル鈴愛
のようなお話ですね。

大手自動車メーカーの下請、孫請工場として部品製造を
請負いご両親は朝から晩まで全身油まみれになりながら
3人の子供たちを育てなのだそうです。

結果的にその長男正範氏が社長に、二男昌作氏が副社長に
三男昌治氏が専務として家業を継いだのですね。

この本の著者はその二男の昌作副社長です。
この方は掛け値なく型破りな方ですね。

「こんな経営者がいるのか!」

本当に驚きます。

一言で言うと、町工場を
「24時間無人加工の夢工場
へと変身させた方です。

まあビックリします。
驚かずにお聞きください・・・・。

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