1分で話せ その5
結論である「相手に動いてもらう」
にはどうするか?
それが分かればあとはテクニックなのですね。
なかなか参考になるテクニックばかりだと思います。
「スッキリ カンタン」
プレゼンには大事なことですね。
まず「スッキリ」というのは、使うスライドや話す言葉の
両方にいえるということだそうです。
スライドではエクセルで作成したグラフを必ず加工するそうです。
目盛、罫線、グラフの太さなど、相手にとって見やすく、
しかも相手にとって必要な情報だけを強調して表示するのですね。
スライドに使う言葉も、
「読まずに頭に入ることを目指す」
そうです。
これも参考になりますね。
細かい字で目いっぱい書いてあるスライドを
良く見ますからね。
「カンタン」
とは「中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない」
のだそうです。
これも納得しますね。
商売柄、年に50時間は税務関係の研修会に出席します。
講師によっては、やたら専門用語を並べる方が良くいます。
専門家相手の講習会ですから、
「私はここまで詳しく知っているのだ・・・」
と自慢げにわざと難しくしているのでしょうけど、
聞いている側はたまったもんではないのですね。
難しい単語、知らない言葉がでてくると、人は皆
「それ?どういう意味かな?」
とそこで止まってしまうのです。
講師はそんなこと構わず先に行ってしまうから、
そこから内容が分からなくなるのです。
短い時間のプレゼンなら尚更ですね。
そう言えばこの本も本当に平易な言葉で書いてあります。
コンサルタントはやたら横文字を並べる人が
非常に多いのですからね。
意識して書いているのでしょう。
「カンタン」ということで私自身も、講師の時やお客さんへの説明の際にでも
気を付けていることなのですね。
例えば、相続税の説明をするときに、よく税理士が
「被相続人」や「相続人」というような言いかたしますね。
「被相続人」というのは亡くなった方を指すのですが
普通の人はこんな単語知らないですよね。
私の場合はこんな言葉使わずに、ご主人が亡くなっていた場合なら
「お父さん」という言い方しますね。
「相続人」とはまさに残されたご家族のことなのですが、
遺されたご家族が子供二人なら、「ご兄弟」という言い方のが
圧倒的に分かりますからね・・・・。
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