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2018年6月21日 (木)

1分で話せ その2

ではその極意を。

伝える前に、つまり話す前に、「相手はどんな人か」
をまず考えるのだそうです。
これはすごいですね。

1. どんな立場の人なのか?
2. 興味は何か?
3. 自分には何を求められているのか?
4. テーマについて理解していることは何か?
5. 何に対してネガティブか?

ここまで分析するのですね。
わずか1分で伝えなければならないのですが、
事前準備をこれだけしっかりするのですね。

「1分で話す前に準備を10分」

とまでは書いてはありませんが、
これだけのことまでを考えるのですね。

となると初めて会う人にプレゼンするときは
困りますね。

どうするかというと、


「社外で講演する時、始める前に可能な限り聞き手の方々と
コミュニケーションをとり、聞き手との距離を縮めておく」


ということを良くやっているそうです。
また社内でプレゼンするときはどうするかというと、


「上司に何か提案する際には、事前に可能な限り
『こういう話をするんだ』という情報を細切れで
投げ続け、『心の準備』をしてもらう」


ということまで。
このお話なんかサラリーマンの処世術として大事ですね・・・。

それで最後に一番大事なことは、

「ゴールは何か」

コレです。
相手に「プレゼンの内容を理解してもらう」ということは
決してゴールではないのですね。
この点はこの本の最重要ポイントですね。

「理解した上で何をしてほしいのか」

ここなのですね。
プレゼンして相手が動いてくれなければそのプレゼンの意味がないのです。
つまり、プレゼンは単なる「お勉強会」ではないということなのです。

相手が動くためにできることはすべてやりきるのです。
もちろん、そのために事前準備をやりきるのですね。

「1分の準備を10分どころか100分くらいする」ということなのでしょう・・・。

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