コンビニはどう生きるか
昨日からコンビニのことをずっと考えております。
集中出店のことを「ドミナント戦略」といいますね。
日本でのコンビニの先駆者であるセブンイレブンが
この方式を取って大成功したのは有名なお話です。
「今どきドミナント戦略?」
本当に疑問に思いました。
昨日月末で忙しく、仕事帰りの遅い時間にまた寄ってみました。
ファミマには「お母さん食堂」というコーナーが
ありますね。
これまさに「家飲み」用のつまみですね。
「ライバルはコンビニ」
ある居酒屋経営者の言葉がすぐ浮かびました。
安い居酒屋にも行かず、コンビニで1500円も出せば、
美味しいつまみとワイン一本くらい買えますからね。
実は中野駅周辺は再開発の影響で家賃相場が急上昇し、
いわゆる「赤ちょうちん」などの居酒屋やスナックなどが
ここ数年急速に減っていますら。
コンビニのターゲットは実はこの居酒屋だったのですね。
さらに駅周辺には1000円足らずで美味しいランチをやって
いるところがたくさんありますが、
これも影響受けるでしょうね。
500円の弁当買ってコンビニ内で食べることができるのですから・・・。
経済学者の誰も表現していない言葉使いますが
これではドミナント戦略ではなくて
「焦土戦略」
ではないかと本当に思いますね。
もちろん、影響は居酒屋だけではないのですね。
駅周辺のパン屋であったりケーキ屋であったり
すべてが皆影響受けるのです。
どことか言いませんが、駅前の老舗の文房具屋や
これも有名な寿司屋に甚大な影響を受けるでしょう・・・。
コンビニのオーナー自身も売上げの食い合いですから、
大変だと思います。
まさに消耗戦です。
あと数年たつと体力のなくなったところが、潰れてなくなってしまいますね。
困った店舗オーナーはビルを売ってしまって、
そこにデベロッパーが大きなテナントビル建てるのでしょうね。
そうなると1階に入るのは間違いなくコンビニです。
きっとセブンイレブンも狙っていますよ・・・。
つまり商店街をすべて「焼き払って」しまう・・・。
「焦土作戦」
意味を分かっていただけましたか?
ただ恐縮ですが、コンビニの本部に最後に申しあげたいのですが、
ただビジネスは勝てばいい、シェアがトップになればよい
というものでもないと思うのですね。
先日取り上げたニイタカの社是は「四者共栄」でした・・・。
ただ何をしてでも勝ちさえすればよいというのなら、
某大学のアメフトの監督と結局は発想が一緒なのでしょう・・・・。
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