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2018年5月31日 (木)

銀行員はどう生きるか その4

銀行についていろいろ書きたいことはありますが、
月末ですし、そろそろまとめましょう。

結局この本は、
「これからの銀行員や銀行そのものはどうなるのか?」
そういうことを考えるきっかけになる本ですね。

もっというと金融庁長官が「これからこうします!」という訳でなく
なんとなく「こうなるだろう」と憶測で書いている本ですね。


後半に書かれているように、日本の金融機関が
欧米のように変化していくのでしょうか?
このあたりは多少疑問にも思います。

フィンテック(金融とITの融合)という言葉が
やたら登場してきますが、日本ではまだまだのように感じます。

ただ欧米では
「金融サービスは必要であるが、銀行は必ずしも必要でない。」
という「Bank to Banking」というように言われ出しているらしいです。

2010年位からこのフィンテックということが言われ出したのですが
日本では2014年くらいからとまだまだ最近のことです。

ただあと数年で、銀行の融資審査が、決算書などのスコアリングシートから
AIで自動判定されるようになるのでしょうね。
資金決済のビックデータから、公共料金の滞納などを瞬時に見つけて
それを即融資判断する・・・。

銀行マンの長年の感などまったく無視する融資姿勢に
なるのではないでしょうか。

もし半沢直樹のテレビドラマ見て、バンカーにあこがれて入行した
メガバンクの20代、30代の若手行員はどう思っているのでしょうかね。

「潰れかかった中小企業を助け、活路を見出し、成長させる・・・」

半沢直樹は実にカッコ良かったですね。
上司はあの半沢直樹のような人を想像していたのに
実は上司はAIそのものだった・・・・。
きっと失望してしまうのでしょうね。

メガバンクはここ10年で大幅な配置換えをしていくらしいです。
業務の大半がシステム化されどんな仕事が残るのでしょうか・・・。


半沢直樹のようなバンカーにあこがれて入社した若手社員が、
辞めていってしまわないか不安ですね。
それでも前向きに考えると、銀行から大量の若手が流出し、
それが中小企業活性化の起爆剤になるのも望ましいかもしれませんね。


Photo

最近よくみる宣伝ですね。
20代、30代の若手バンカーも必死になって
次のステップアップを考えているのかもしれません。


中小企業の経営者にとっては人材確保の大チャンスが到来しますよ・・・。

(ガンバレ 若手バンカーシリーズ おしまい)


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