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2018年4月24日 (火)

伝えることから始めよう その9

「ミッション」です。
これは「何のために伝えるか」ということです。

高田マーケティング学の神髄なのですが、
「モノを売る時に大切なことはお金儲けを第一の目的にしては
いけない」
ということ。

売り手の本心は知らず知らずのうちに伝わってしまう
ということです。

これを聞いて「ドキッと」とする営業マンも多いでしょうね。
誰しも「利幅の多い商品」を顧客に売りたいものです。
でも「売りたい!」という心は、いとも簡単に見透かされてしまう
ということです。
これは真剣勝負のテレビ通販で永年培った極意でしょうね。


伝える前に、「なぜ、何のために」売りたいのか。
「なぜ、何のために」伝えたいのか、
これを真剣に考えてきたということです。

ジャパネットたかだは、地上デジタル放送への移行期に
大画面の薄型テレビを売りまくりました。
その「ミッション」の込められたセールストーク。

「皆さん、42インチの大画面テレビがリビングに来たら、
格好いいでしょう。お宅のリビングが一気に生まれ変わりますよ。
大きなテレビがあったら、自分の部屋にこもってゲームを
していた子供たちもリビングに出てきて、
大迫力のサッカーを観たりするようになりますよ。
家族のコミュニケーションが変わるのです・・・・。」

どうでしょうか?
テレビの機能や性能には一切触れませんね。
これこそミッション・・・。

最後に「パッション」
高田氏はあの甲高い声で有名ですね。
でも地声は低いそうです。
なぜ固く聞こえるかというと、「伝えたい」という気持ちが強いから。
何となくわかりますね。
「もぞもぞ」言っていたら何も伝わりませんから。

それと大事なことは「気力」なんだそうです。
「この商品の魅力を伝えたい」と強く思うこと
これが大事。

生放送で同じ商品を販売してもよく売れるときと
そうでないときがあるそうです。
これはズバリ、「気力」の差です。

「スキルとマインド、そしてパッション」

これは納得していただけると思います・・・。

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