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2018年4月19日 (木)

伝えることから始めよう その6

1994年(平成4年)ついにテレビショッピングを
始めます。
本当に攻める経営者ですね。


そもそも、どんな会社でもテレビの放送枠なんかもらえる訳ないのですね。
その2年前に銀座に自前の広告代理店を作って準備を始めます。


ラジオショッピングは長くて5分、短いのですと1分というのが
あったそうですから、たぶん予算はそれほどかからなかったのでしょうね。
でもテレビは違います。

営業努力の成果、ようやく確保できたのが深夜の30分の枠です。

そこに30分の番組を2本作って製作費はなんと1000万円!!
「1000万円の費用対効果は・・・・」

何て普通の経営者なら考えますよね。
考えて、考えて

「深夜にやっても誰も見てるはずがない。
売れなければ赤字。やっぱりやめておこう・・・」

こうなりますね。
しかも、本当にテレビショッピング誰もやったことないのですからね。


高田氏のこのベンチャースピリッツに本当に脱帽です。

しかも、放送にダチョウ倶楽部やモト冬樹などタレントも
頼んで作っているのですからね・・・。
まさにカケですね。


当時はコンビニの24時間営業も広まって深夜族が増えていたのですね。
この深夜のテレビショッピング戦略は当たります・・・。

1994年の売上43億1000万円が95年には71億8000万円に。

でも月に放送枠が10本から30本になったそうですから、
1本の製作費が500万円として月に1億5000万円!
年間18億円!!
売上は伸びたものの巨額の広告宣伝費を使ったことになりますね・・・。


一方で1995年(平成5年)からカタログ通販と新聞の折り込みチラシを
始めます。
ラジオとテレビに本格参入しながら、紙媒体にも参入です。
すごいですね。

考えられることは何でもやってくる高田流攻めの経営術。

この方の経営姿勢はこうです。

「やらなかった失敗はあっても、一生懸命にやった失敗はない」

もっと言えば
「失敗というのは一生懸命やらなかったこと」
ということなのです。


それでも、一生懸命にやっても結果が出ないこともありますね。
その場合は、

「一生懸命にやっても結果が出なかったときには、
『失敗』ではなく『試練』という言葉を使う」

本当に脱帽です・・・・。


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