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2018年4月18日 (水)

伝えることから始めよう その5

1989年(平成元年)に2億7000万円だった年商は、
ラジオショッピングを開始してから4年後には
なんと43億1000万円に。
驚異的な急成長を遂げます。


理由は簡単ですね。
「ラジオショッピング何かでものが売れる訳ない」
と皆思っていたから。


当時は1万円以上のものはラジオの通販で売れるはずがない
というのが常識でした。
でもこの高田氏はビデオカメラやワープロなど10万も20万も
するものをどんどん売ります。
まさに「できる理由を考える」
ですね・・・。

「業界の常識にとらわれず、偏見を持たずに商品の魅力さえ伝えれば
売れる」

と信じていたそうです。
これは参考になりますね。

もちろん、急成長の陰にはいろいろ苦労もあったと思います。
佐世保の会社が、本当に北海道まで送ってくれるのか、
故障したらどうなるのか、ふつう不安になりますよね。

佐世保にいる社員が全国の地名を全部わかっているはずもないですし、
今みたいにパソコンもない時代です。
それでどうしたかというと、全国の電話帳を取り寄せたそうです。

それとラジオショッピングで扱う商品は、ソニーとか富士フイルム、
シャープのようなナショナルブランドにこだわったそうです。
理由は故障などのアフターケアを考えてのこと。
それは確かにそうでしょう。


それと戦術もいろいろ考えました。

「金利・手数料ジャパネット負担」

この戦略は見事に当たったと思います。
割賦販売の手数料や金利を負担することにより、
高額な商品を買うことができるのですね。

下記ながら気がついたのですが、
当事務所の隣にマルイ中野店があるのですね。
マルイが1960年代くらいに急成長した理由は
家具屋家電などの耐久消費財を月賦で初めて販売したのです。
1960年に初めてクレジットカードを発行したのです。
この戦略はありうるお話なのですね・・・。

それとこれも参考になるのは「セット販売」


現在では「大型テレビと高性能スピーカー内臓のテレビ台のセット販売」
これが大ヒットしているそうです。


デジカメの時代は「カメラと専用プリンター」をセット販売をしたそうです。
特にデジカメとHP社の複合プリンターのセットは短期間で累計100万台!
も販売したそうです。

なかなか戦略家です・・・。

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