伝えることから始めよう その3
ビックカメラやヨドバシカメラなど東京で家電量販店といわれるところは
皆「カメラ」がつきますね。
「どうしてカメラ屋が家電を売り出したのだろう?」
普通の人はそう思いますよね。
この本を読むとその理由が良く分かりますね。
何度も書きますが、ジャパネットたかたは「観光地の写真屋」が
スタートなのですね。
「今を一生懸命生きていれば、売れるものや時代の流れが
見えてくるようになるんですよ。
カメラを必死で売っていなければ、ビデオカメラが売れるとは
予想できなかったと思います。
ビデオをやっていなければ、他の商品も見えなかった・・・」
いつの間にか家電量販店になってしまっていたのですね・・・。
たぶん、ビックカメラやヨドバシカメラも同じだと思います。
今やデジカメが主流ですから、フイルムで撮影することはなくなりましたね。
昔は写真屋さんでフイルムを現像してそれをプリントしていたのですね。
現像代とプリント代がかかったのです。
1枚30円とか20円ってかかるのです。
当然価格競争があったようですが、高田氏は当時35円で売っていました。
1982年(昭和57年)に「23分仕上げ」という現像機が
発売されました。
高田氏は当時で1台800万円もするその機械を即導入したそうです。
価格競争をスピードで勝とうとしたのですね。
また、1985年(昭和60年)にソニーが家庭用の8ミリビデオ
カメラを初めて発売したのですね。
直感で「これは売れる!」と思ったそうです。
写真屋はフイルムを預かる際に住所を聞きますね。
しかも、現像すればいくつくらいの子供がいるとか、
おじいちゃんと同居だとか情報も分かります・・・。
その情報から、訪問販売して売りまくったそうです。
写真屋が家電量販店に化けるカラクリはココです!
まさにいつのまにか家電屋になっていく感じですね。
こうしていくうちに年商は2億円を超えてきます。
ついに、1986年(昭和61年)独立します。
なんと37歳の時です。私も37歳で独立ですから同じですね。
でも私と全く違うのはすでに、社員は10名以上。
その他アルバイトやパートが12人。
独立した翌年に宣伝にラジオを使います。
なかなかの「攻めの」経営者ですね。
「フイルム1本5円!」
という特売情報をラジオで流して集客。
5円なんかで売ったら、当然それ自体は赤字ですが、
宣伝と割り切っていたようです。
しかも、
「カメラのタカタ♪ タッタカタ♪ タッタカタ~♪ 」
というコピーを考えてプロに曲をつけてもらって流します。
独立開業2年目にラジオCMですからね。
やはりこの方はすごいですね・・・。
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