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2018年4月27日 (金)

伝えることから始めよう その12

明日からゴールデンウィークですね。
日経新聞の私の履歴書も終わりに近づきましたので
そろそろまとめましょうか。


これだけ熱くジャパネット経営学を語ってきたのは
理由がありますね。

ジャパネットがテレビショッピングを初めて
20年ほどで売上1700億円の巨大企業に
変身させました。
その前のラジオショッピング時代からもそうですが、
「ラジオやテレビで売れるはずがない」
と誰からも言われ続けた高田氏がその逆境、アゲインストを
見事はねのけてきたのですね。
その理由をぜひ知っていただきたいのですね。

「できない理由でなく、できる理由を考える」

ここにヒントが絶対あるはずですから。


最後に申しあげたいことは、
ジャパネット経営学を「マネ」してみませんか?
ということなのです。

「テレビ通販をすぐやりましょう!」

ということではないのですが、世の中の流れは
確かに通販なのですね。
ユニクロの売上の構成比率のうち通販が確かに
伸びているらしいですね。
今後通販のビジネスが今まで以上に広がるのは、
間違いないと思うのです。

この「物まね」というのは、高田氏の愛読書の「風姿花伝」から
学んだものです。


その第二章は「物学条々」(ものまねじょうじょう)
なのです。
つまり、「能の基本は物まね」なのですね。


能は、女性や老人、神や鬼など9つのタイプが演じられ、
そのそれぞれの役を演じるにあたっての心得が
記されているそうです。
姿かたちなど単に物まねすればよいのではなく、世阿弥は
「この理『ことわり』を知ること、まことの物まねなり」
と言っています。
これは難しいと思いますが本質なのでしょう。

高田氏のセールストークはぴか一ですね。
現在ジャパネットには多くのMCがいるそうですが、
まずこの物まねから入るそうです。


経験の浅いMCでも、先輩MCの売れたときの話し方の完全コピーを
させます。
一挙手一投足まで徹底的にまねます。
視線や表情、身振り手振り、身体の動き、間、
放すスピード、緩急と言ったセリフ以外の部分まで・・・。


売上の上がらない経営者の皆様。
営業マンにジャパネットの録画を見せて、
どうやって売っているかを「真似」させることも
大事なのではないでしょうか・・・。

(ガンバレ! ジャパネットシリーズ おしまい)


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