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2018年3月23日 (金)

ほどよく距離をおきなさい その1

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月初に少しだけご紹介した本ですね。
確定申告の忙しい中、何度も読み返しました。
なかなか平易で読みやすい本です。

「湯川先生ならどう判断されるのだろう・・・」

人生の大先輩であり、弁護士生活60年間のキャリアから
いろいろと参考になるお話ばかりです。
もう少しご紹介しておきましょう。

湯川先生は1927年生まれ。
昭和2年生まれですね。
実は私の母が昭和3年ですからほぼ同じ世代なのですね。

中央大学法学部卒で1954年、27歳の時に司法試験に合格。
30歳の時に「九州第一号の女性弁護士」になった方です。

当時女性が大学に進み、さらに難関国家試験である司法試験に
挑戦するということはどれだけ大変であったか。

「女性も勉強したほうがいい」

という父親の一言で始められたそうですが、
司法試験に挑戦しているときに、
「女性が勉強すると気が散る。出ていけ。」
と真顔で言われたそうです。

ようやく合格して弁護士になられても、
女性の弁護士はそれまでいなかった訳で、依頼者の信頼を勝ち取るには
どれだけ苦労されたか・・・・。

何だか、この経歴を聞いただけで、NHKの朝ドラのヒロインに
演じてほしい題材ですね・・・・!?

この先生のすごいところは、開業された翌年から
42年間も福岡家庭裁判所調停委員をされたことですね。
弁護士としてのバッチを外して、家族問題の仲介を・・・。

つまり離婚問題のエキスパートなのでしょう。
離婚問題を取りあった件数はなんと1万件!!

すごいですね。
もう依頼者の顔見ただけで判断できるのではないでしょうか・・・。

よく思うのですが、お医者さんの本当のエキスパートは
聴診器当てなくても顔見ただけで、病名が分かるのではないでしょうか!?

手術を1万件したことのある医者はいるかどうか知りませんが
もう達人の領域でしょう。

その達人がどうやって物事を判断されているのか、
これはぜひ知っておいていただきたいと思います・・・。

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コメント

こんにちは

顔を見ただけというのはさすがに無理ですが
診察室に入ってくるときの歩き方から気を付けてみています。
顔色ももちろん重要です。
第一印象での「なんとなくこの人おかしいぞ」という勘が大事だったりします。
この辺はAIでは判断できないところですね。

こんにちは。
OnsidekickRecover さん。
貴重なご意見ありがとうございます。
お医者さんもそうなのですか。
確かに第一印象というのは大事なのでしょうね。

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