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2018年2月 6日 (火)

いのちのスタートライン その8

ガンのお話ばかりですみません。
なかなか100キロマラソンまで進みませんね。
まだまだガンのお話が続きます。


10ヶ月も長期入院先して、ようやく退院して4か月目。
やっと走ろうと思ったらしいです。
でもジョギングどころか、トボトボ歩くのが精いっぱい。
1キロを16分もかかったそうです。
つい1年前ほどは1キロ4分で走れる高速ランナーが・・・。


しかし、ここらあたりで非常に気になることがありますね。
働き盛りのサラリーマンが大けがで入院し、
ガンを患って1年あまり、

「いったい会社はどうなったのだろう?
辞めてしまったのだろうか?
生活はどうなったのだろう?」


ところで、一昨日の2月4日は「世界がんデー」でした。
新聞テレビで、多くのガン患者が登場していましたね。
この本のおかげか、かなり興味深く注目しました。

特にガン患者に対する世の中の対応が
多く紹介されていました。
酷い話ですが、ガンになったとたん、退職を強要されたり、
リストラされたり・・・。
まだまだガン患者に対する世間の目は
かなり冷たいらしいですね。

今や二人に一人がガンになる時代なのだそうです。
これは考えなければいけないことなのでしょう。

1年2カ月も間が空いていましたが、
しかもまだ間質性肺炎の治療中ながら、
春から1日3時間程度で週1~2回、無理のない復帰を
会社は認めてくれたそうです。

大久保さんの勤務先が外資系だったから良かったのでしょうか。
ここは考えさせられましたね・・・。

こういう対応を日本の企業がしてくれるものかどうか・・・。


実は、大久保さんは辞めることなく、その後長く勤め続けます。
野村證券の多くの友人が転職したゴールドマンサックスですので
多少知っていますが、長くても勤続年数4、5年が普通です。
しかし、結局大久保さんは、ガン闘病中も含め、15年間も
勤務することになりました・・・・。


しかし、この年は実は2008年。
お分かりですね。
「リーマン・ショック」の年だったのですね。
外資系金融機関が未曾有うの大不況に陥る年です。
多くの従業員がリストラされた年なのですね。

外資系サラリーマンだったから、
ガン患者でも会社は大事にしてくれたのでしょうか。
ゴールドマンサックスは本当に素晴らしい会社ですね。

しかし、これが中小企業に勤める普通のサラリーマンだったら、
そして私のような自営業者だったら・・・


またも書きますが、


「私には健康に自信があった。タバコは吸わない。
食事に好き嫌いはない。好んでジョギングもしている。
週に5回も走っている。
毎年の人間ドッグで悪い結果がでたことない。」


こんな方がある日突然ガンになるのです。
やはりガンは本当に恐ろしいのですね。


何だか「ガン保険」でも今さらながら
加入しようかと思ってしまいました・・・。


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