いのちのスタートライン その8
ガンのお話ばかりですみません。
なかなか100キロマラソンまで進みませんね。
まだまだガンのお話が続きます。
10ヶ月も長期入院先して、ようやく退院して4か月目。
やっと走ろうと思ったらしいです。
でもジョギングどころか、トボトボ歩くのが精いっぱい。
1キロを16分もかかったそうです。
つい1年前ほどは1キロ4分で走れる高速ランナーが・・・。
しかし、ここらあたりで非常に気になることがありますね。
働き盛りのサラリーマンが大けがで入院し、
ガンを患って1年あまり、
「いったい会社はどうなったのだろう?
辞めてしまったのだろうか?
生活はどうなったのだろう?」
ところで、一昨日の2月4日は「世界がんデー」でした。
新聞テレビで、多くのガン患者が登場していましたね。
この本のおかげか、かなり興味深く注目しました。
特にガン患者に対する世の中の対応が
多く紹介されていました。
酷い話ですが、ガンになったとたん、退職を強要されたり、
リストラされたり・・・。
まだまだガン患者に対する世間の目は
かなり冷たいらしいですね。
今や二人に一人がガンになる時代なのだそうです。
これは考えなければいけないことなのでしょう。
1年2カ月も間が空いていましたが、
しかもまだ間質性肺炎の治療中ながら、
春から1日3時間程度で週1~2回、無理のない復帰を
会社は認めてくれたそうです。
大久保さんの勤務先が外資系だったから良かったのでしょうか。
ここは考えさせられましたね・・・。
こういう対応を日本の企業がしてくれるものかどうか・・・。
実は、大久保さんは辞めることなく、その後長く勤め続けます。
野村證券の多くの友人が転職したゴールドマンサックスですので
多少知っていますが、長くても勤続年数4、5年が普通です。
しかし、結局大久保さんは、ガン闘病中も含め、15年間も
勤務することになりました・・・・。
しかし、この年は実は2008年。
お分かりですね。
「リーマン・ショック」の年だったのですね。
外資系金融機関が未曾有うの大不況に陥る年です。
多くの従業員がリストラされた年なのですね。
外資系サラリーマンだったから、
ガン患者でも会社は大事にしてくれたのでしょうか。
ゴールドマンサックスは本当に素晴らしい会社ですね。
しかし、これが中小企業に勤める普通のサラリーマンだったら、
そして私のような自営業者だったら・・・
またも書きますが、
「私には健康に自信があった。タバコは吸わない。
食事に好き嫌いはない。好んでジョギングもしている。
週に5回も走っている。
毎年の人間ドッグで悪い結果がでたことない。」
こんな方がある日突然ガンになるのです。
やはりガンは本当に恐ろしいのですね。
何だか「ガン保険」でも今さらながら
加入しようかと思ってしまいました・・・。
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