東京マラソン 寄付金控除で確定申告 その3
たぶんこれまでで普通の方なら5、6分でしょう。
あとはラストスパートです。
マラソンでいえば40キロ通過、あと残りの2.195キロくらい。
でもここが一番難しいところではないでしょうか。
何も考えずに寄付金の控除証明書に書いてあるものを
入れてほしいのですが
迷う方が出るはずです。
29 寄付年月日はそのとおり入れるだけ。
30 寄付金の種類 これが問題です。
「寄付金の種類?何だこれ?」
まず分からないでしょうね。
「国に対する寄付金」から始まり8種類の
プルダウンリストがあります。
「どれだよ~?」
まず迷うでしょうね。
東京マラソンの寄付金は、通常は下から2番目の
「公益社団又は公益財団等に対する寄付金」だと思います。
ここで東京マラソンが指定する寄付先の15の団体を見てみましょう。 こちら
東京マラソン財団の公式HPからです。
こんなにあるのですね。
ほとんどが「公益財団・・・」、「認定特定・・・」ですね。
ただここで気が付くかもしれませんが、
(まず普通の方は分からないはず)
「一般財団法人東京マラソン財団」は「一般財団法人」ですし、
「東日本大震災復興支援事業」は、財団法人でもでもなんでもないですね。
これ今回この寄付金控除研究して分かったことですが
ここが問題点なのですね。
公式HPのチャリティランナー募集のサイトです。こちら
「ただし、『スポーツレガシー事業』ならびに『東日本大震災復興事業』への寄付は
寄付金控除対象外です。」
ここにこう「衝撃的な事実」出ていますね。
「スポーツレガシー事業」とは一般財団法人東京マラソン財団が
行うものです。
表の一番最初にあるので、これに申し込む人も多いのではないでしょうか。
2月22日現在で39,642,000円も集まっていますね。
また「東日本大震災支援事業」も2月22日現在で41,115,000円も
集まっています。
「東日本大震災支援事業に寄付しても寄付金控除できないの?」
こう怒る方もいるのでしょう。
寄付金控除と寄付金税額控除ができるものは
内閣府の作成している表が分かりやすいです。こちら
抜粋すると
こういうことです。
「公益社団・財団法人」か「認定・特例認定NPO法人」にのみ
限られるということです。
「一般財団法人」など該当しないところへの寄付は対象とならないのです。
ここは一般の方々には分かりずらいでしょうね。
正直このあたりは、クレームがきてもおかしくないところでしょう。
ここまで説明して、もしガッカリしてしまった方いらっしゃったら
「東京マラソン財団になりかわり」?お詫びします。
すみません・・・・。
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