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2018年2月 9日 (金)

いのちのスタートライン その11

かすみがうらマラソンを完走した大久保さんは、
翌年6月のサロマ湖100キロを完走することを計画します。
しかし、当然でしょうけど家族から大反対。

それでも復帰して8か月成績はぱっとしません。
翌2013年から毎月フルマラソンにエントリー。
1月勝田全国マラソン、2月東京マラソン、3月板橋Cityマラソン、
4月かすみがうらマラソン。
すごいスケジュールです・・・。
でもようやく、4月のかすみがうらで4時間24分というレベル。
申し訳ないですが、私のベスト4時間30分とそれほど変わらない・・・。


しかも、走る直前走り過ぎが原因か血液の異常数値。
このあたりガン患者の苦労なのでしょうね。ドクターストップの危機。
ただ1週間前に数値が正常化しようやく出場決定。

2013年6月30日。
大久保さんは悲願だったサロマ湖100キロマラソンの
スタート地点に立てることができました。

なぜ走るかという、記者の問いに対する大久保さんの答え。

「ガンを発症する直前が、俺の人生のピークだったなんて
大ウソだったと自らに証明したい。
完走できたら、闘病の終止符となり、人生の振り出しに戻れると
思っている。だから走る。」

なんだか走る前からウルウルきていました・・・。
完走することが、まさに「いのちのスタートライン」なんだと。


ただ、走り出して20キロくらいまで調子が悪い。
ビリから50番目くらいの位置。
このままいけばリタイア当確。

「ガンバレ!」

もうこのあたりから一緒に大久保さんと走っている自分に
気がつきます・・・。

ようやく30キロ地点からペースを上げてきます。

50キロ地点の関門突破。

ここで青く美しいサロマ湖が現れ、
大久保さんは「生きていること」を実感します。

レース後半は、厳しい制限時間との闘い。
しかも路面温度は27度まで上がり、灼熱地獄。

60キロ関門を制限時間8分前に通過。
走りながらこう考えます。

「私はある時からガンになってよかった、間質性肺炎になって
よかった、と思うようになった。
病気で失ったものより得たもののほうがはるかに大きいと
感じたからだ・・・。」

応援しながら涙が出てきます。

「ガンバレ!」

次の難所の70キロ関門は、5分前通過。
80キロ地点は、なんと2分前通過。

いよいよ関門アウトかと思いながら読んでいると
信じられないことが起こります。
動かないはずの脚が動きだしたのです。
1キロごとに1分ペースアップ。

90キロ地点通過。

フラフラなはずなのに、先行しているランナーをどんどん
抜いていきます。
ゴールまであと1キロの表示。

もうだめです。ウルウルきています。

ついにゴール!


100km_4

この写真でこらえきれず涙。
これこそ「いのちのスタートライン」!!

そのあとの奥さんのコメントにも号泣・・・・。

(ありがとう大久保さん! ガンバレ大久保さん!シリーズ おしまい)

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