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2018年1月30日 (火)

いのちのスタートライン その3

苦労して外資系証券マンとなった大久保さんですが、
ここでひょんなキッカケでマラソンを始めます。
得意先の部長さんからホノルルマラソンに誘われたからですね。

マラソン愛好家としては、初フルの記録が気になりましたが、
4時間10分。
まあ高校生の時に長野県6位となった方ですからこれくらいは
当然でしょう・・・。

ここから大久保さんはマラソンにのめり込みます。
私の周りにもよくいる「食わず嫌い」ランナーですね。
やってみると楽しいのがマラソンですから・・・。

「だれにかに強制されるわけでもなく大会の予定を入れ、
その日が近づくのを楽しみにしている。そして、レースに
出場し始めると、単調な毎日にメリハリが出る。
これがまた楽しい。どんどんマラソンの虜になっていく。」

まさにそうなのですね。
これはそう実感するランナーも多いはずでしょう。
もともと陸上選手でもあったのですからね。記録もどんどん伸ばします。


渡良瀬遊水地マラソン(フル)3時間25分。
諏訪湖マラソン(ハーフ)で1時間29分。


次々に自己ベスト更新。素晴らしいですね。

ホノルルも渡良瀬遊水地もそして諏訪湖も走ったことある場所。
皆懐かしいのですが、私としては手も足も出ない記録ですね・・・。

そして何よりもっとすごいのはサロマ湖100キロの完走。
フルマラソンの倍以上の距離ですからね。
とてもかないません。
それを4年連続完走です・・・。

マラソンも素晴らしいのですが、
この大久保さん仕事もかなりできたようです。
ゴールドマンサックスでバリバリ働きます。
その頃、会社の業績もよかったのでしょう。
あの「ヒルズ族」で有名になった六本木ヒルズに移転。

生き馬の目を抜く証券会社でモーレツに働きながら
このマラソンの記録はすごいですね。


自慢ではないですが、私が証券マンだった30年前は、

「24時間~♪ 働けますか~♪」 の時代。


走ろうなどと思ったことも一ミリもなかったし、自分の余暇など
する余裕も時間もなかったですね。
学生時代にあれだけ打ち込んだ囲碁も
石すら触れたこともなかった。
毎日深夜まで働き、仕事の後は同僚と飲み、土日も働いたし、
たまの休みも同僚とゴルフ。
まさに四六時中仕事のことばかり考えていました・・・。


大久保さんは仕事もきちんとこなし、しかもマラソンも好記録で走り、
そして家に帰れば子煩悩な二児の父親。

充実していた幸せ絶頂の時期だったのでしょうね。


それが一瞬にして・・・・。


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