秦野市のふるさと納税
はだの丹沢水無川マラソンは「走る税理士」として
どうしてもご紹介しておかなければならないことがあります。
まずエントリーには「ふるさと納税枠」がありました。
1万円で
「大会ハーフマラソンの参加権と弘法の湯のペアチケット」
がついていました。
なかなか工夫していますね。
ペアチケットなら二人で大会に来ますからね。
次回はこれを使おうかと思います。
あとふるさと納税ネタで、面白いことを発見したのです。
実はハーフマラソンを走った後、
秦野駅から小田急線に乗り、鶴巻温泉で途中下車しました。
目的はココです。
鶴巻温泉「元湯 陣屋」です。
一万坪の庭園を誇る老舗高級旅館です。
「元湯 陣屋」というと私のような囲碁愛好家には
よく知られている旅館です。
過去数々のタイトル戦がここで行われていたからです。
囲碁だけでなく、将棋のタイトル戦も多く行われていますね。
なぜこの陣屋を訪れたかというと、やはりふるさと納税です。
陣屋のHPをご覧ください。
旅館のHPになんとふるさと納税のサイトがあります。
このふるさと納税を使って予約までできます。
ここで不思議に思いませんか?
納税というくらいですから、原則は秦野市のサイトに
リンクすべきです。
一企業のHPに納税のボタンがあるのも変だと思いませんか?
なかなか秦野市はおおらかなのでしょうね。
日帰り温泉ワンドリンクが5000円です。
実際には2400円でサービスが受けられるものです。
40万円を出すと
2泊4日の連泊 ロールスロイスにも乗れます。
その他挙式プラン120万円というのもありましたが、
一番驚いたのはコレです。
350万円で陣屋を丸ごと貸し切って40名のパーティーが
できますね。
今年急に儲かってしまって来年に多額の納税を予定する方には
究極の節税策なのでしょうか・・・?
こんなふるさと納税初めて見ましたね。
しかし、自称ふるさと納税応援大使として一言。
やはり350万円はやり過ぎだと思うのですね。
個人事業主が今月「節税」と称して、この350万円コースを
使って社員40名に大盤振る舞いしたとします。
ここは一泊一人3万円以上する高級旅館ですね。
事業主は
「宿泊代×40名分+パーティー代」
の恩恵(税法用語で経済的利益といいます)を受けるはずです。
税務署は黙っていないと思いますが・・・。
以上私の私見です。
根拠は税務署の公式見解がコレだからです・・・こちら
ただふるさと納税を使ってなんとかしようとする企業努力は
頭が下がる思いです。
心から応援したいと思いますし、
ぜひ他の会社も真似したらよいと思います。
こういうことやるときっと年末のバラエティー番組に
取り上げられるでしょうから、広告宣伝と考えれば安いものでしょう。
陣屋は来年また利用させていただきます・・・。
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