残業しないチームと残業だらけのチームの習慣 その1
たまにはコテコテのビジネス書。
町工場のおんなみたいな、経営者が書いた本が一番好きなんですが、
いわゆるコンサルタントと言われる方々の本もそれなりに
役に立つことが多いようです。
著者は、石川和男氏。
なんと税理士なんですね。
1968年生まれですから私の8つも後輩です。
まあ、先輩ずらして仕方がないので、こういう後輩の方の
言うことを素直に聞くことにしています。
この方の経歴が面白いですね。
大学卒業後、建設会社に入社します。
配属された先は経理部。
でも簿記の知識はゼロなのです。
上司に叱られ怒鳴られて過ごします。
初めて管理職になったときも、
部下に仕事を任せられない、
優先順位が付けられない
スケジュール管理ができない
ないない尽くしのダメ上司。
どこにでもいそうな上司ですね・・・。(失礼!)
でもここからの彼の努力がすごいです。
このままでは人生がダメになると一念発起。
時間管理やリーダー論のビジネス書を読み漁ります。
もちろん、建設会社でも仕事をきちんとこなしながら、
空いた時間で各種試験に挑戦していくのですね。
税理士、宅地建物取引主任者、建設業経理事務士一級などを
次々に取得されていきます。
凄いですね。
働きながら税理士を取るのは今や結構大変なんですね。
といって、現在税理士として独立しているのではなく、
建築会社でプレイングマネージャーを続けながら、
「生産性向上」や「残業ゼロ」のコンサルタントとして
講師を続けているそうです。
「残業問題」というのは、中小企業に取って
いまや大問題になっております。
もちろん、払う払わないという労働法上の問題はありますが
そもそも残業をしない、生産性を上げる仕組みづくりを
考えていくことがやはり大事なのでしょう。
結構考えさせられる本です。
ご一緒に考えていきましょう・・・。
« 町工場のおんな | トップページ | 残業しないチームと残業だらけのチームの習慣 その2 »
コメント