週刊東洋経済「メルカリ&ZOZOTOWN」 その4
昨日の表で購入比率7割が女性というのが
ポイントですね。
事実、若い女性をターゲットにしていますから。
ただ自分でもそうですが、今書籍の購入の9割はamazonです。
10年後には書店で購入することは99%ないと思うのですね。
ということはスマホで購入することに慣れた若い女性は
今後リアル店舗で買うことは間違いなく少なくなると思うのです。
さらにメルカリやゾゾユーズドで再販売することにも
慣れていくとさえ予想しています。
そうなると、どんなマーケットになっていくと思いますか・・・。
因みに、これをきかっけにZOZOTOWNを覗いてみました。
確かに「ツケ払い」は衝撃的でした。
ただ50代のオッサンが買うものは申し訳ないですが
少ないですね。
正直何だか使いにくいし・・・・。
だから50代のオッサンでも使いやすくなればまた新たな層を
開拓すると思うのです・・・・。
まあ、オッサンだけでなく、せめて若いサラリーマン層をターゲットに
してもいいと思うのですね。
ZOZOTOWNの取り扱いブランド数です。
9年で6倍にもなっていますね。
ブランドが増えれば増えるほどZOZOTOWNの強みを
発揮します。
どういうことかというと、
「独自に測定したサイズを表示して、異なるブランドを
一度に比較できる仕組み」
こそが画期的だったからですね。
この便利さ分かりますか?
急増する理由としては、もちろん、ZOZOTOWNで売上増を狙って
各ブランドが出店しているのでしょうけど、ここで売れることにより、
「自社ECサイトにも相乗効果が出る」
とまで紹介されていました。
なるほどな。と思いますね。
さらに、
「知名度の低いブランドがZOZOTOWNで有名になり、
リアル店舗のテナントとして誘致されるケース」
まであるそうです。
まさに、「ZOZO効果」ではないでしょうか。
最後に今最も注目されている、ZOZOの自社ブランドについて
書いてありましたが、やはり、出店ブランドとの競合は
避けたいみたいですね。
ただ何をやってくるか前澤氏の動向が気になるところでしょう。
さて、いままで「アパレルを誰が殺したか」から
このアパレル業界を見てきましたが、どう思いましたでしょうか。
「アパレルは死んでいない」
と本当に思うのです。
人類が紀元前の昔に戻って裸で暮らさない限り、
服は当然着る訳であり、ファッションは無くなる訳でないと
思うのです。
ただ既存ビジネスの曲がり角であることは間違いないと
思うし、であるからこそ、この業界はチャンスだと感じます。
早稲田の後輩たちは、そこに気が付いたのです。
そこを攻めているメルカリとZOZOTOWNはすごいことなのです。
何度も書きますが、決してアパレル業界のことは
「対岸の火事」ではありません。
間違いなくすべての業種業態で起こりうることです。
このビックチャンスは逃さないでください。
(ガンバレ! メルカリ&ZOZOTOWNシリーズ おしまい)
« 週刊東洋経済「メルカリ&ZOZOTOWN」 その3 | トップページ | 税理士の料理番 その29 »
コメント