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2017年8月22日 (火)

生涯投資家 その4

「金儲け、悪いことですか?」


これは当時有名になったフレーズですね。
村上ファンドとともに、当時ホリエモンこと堀江貴文氏が
株式分割より巨万の富を得て、つぎつぎと会社を買収していた時代です。
さらに光通信というITバブルの象徴のような会社もありました。


村上ファンドもまた、

「汗をかかずに大金を設ける人」

のような「悪のイメージ」だったのですね。

もっというと、阪神タイガースまで買収しようとして、
関西人の逆鱗まで触れてしまった・・・・。
マスコミもそれを一斉に叩いて、結局「インサイダー容疑」で
逮捕さら、表舞台から消されてしまいました・・・。


今さらその善悪を問うつもりもないですし
今さらながらあえてこういう本を出したということは、
「私は悪人ではない。投資家に過ぎない。」
そう言いたかったのでしょう。


投資家として世界で最も有名な方は「ジョージ・ソロス氏」ですね。
将来、「日本のジョージソロス」になりうる方だと思うのです。


彼の投資術に学ぶべきこともあると思うのですね。
彼の投資術の基本は三点。
これはなかなか難しいですが参考になります。

1. 期待値
2. IRR
3. リスク査定


期待値は、これは大昔、中学校の数学の授業でやりましたね。
「期待値が1.0を超えないと投資する意味がない」
これはそうでしょう。
なので、宝くじは0.3、公営ギャンブルは0.75、カジノは0.9
よって村上氏はこういうことは一切やらないのだそうです。
投資と投機は当然ですが違うのですね。


話はそれますが、私が30年以上前に早稲田商学部で
専攻したのは「投資管理論」でした。
一応「投資と投機」の違いについては勉強したものです・・・(ちょっと自慢?)


IRRは日本語で「内部収益率」と呼ばれるものです。
でも、難しいので説明は省きます。
個人的には「証券アナリスト試験」で結構勉強しました・・・。
彼の投資判断はIRR15%が基準なのだそうです。


「期待値」と「IRR」とさらに「リスク査定」で投資するか否かを
最終判断を行うそうです。
リスク査定で重視していることは、数字や指標の判断よりも
経営者やビジネスパートナーの性格や特徴を読むこと、
つまり定量的な分析より、定性的な分析が重要・・・。


この3つが投資判断ではもっと大事なのだそうです。

どうですか?
金儲けは嫌いですか?
悪いことだと思いますか?


投機は博打と同じです。
投資は投機とは違うのです。


日本のジョージソロス氏が教えてくれることです・・・。

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