常識の超え方 その4
ではその売上をどうやってあげてきたのか?
こういうこと興味ないですか?
これこそマーケティング!
書きながら思い出しましたが、
前にご紹介した「野村證券第二事業法人部」の
横尾氏が、新宿野村ビル支店長になった時に、
その時の社長に対して「データベース・マーケティング」を
提案したけど、それが却下されて野村證券辞めたのですね。
20年前の野村證券の経営幹部には
「マーケティング」なんて発想はなかったのでしょう。
営業出身の社長さんにはなかなかこういう発想はできないのです。
「昭和の時代」の営業はとにかく「頑張る」こと・・・。
「夜討ち朝駆け」などひたすら靴の底を減らすのが営業。
これが王道とされていたからなのですね・・・・。
池田氏のようにこれからは新しい発想で売上を構築していかなければ
ならないのですね。
マーケティング戦略をいくつかご紹介すると、
「プレミアムチケット化」
チケットが購入することが難しいという顧客心理に訴える作戦
「子ども限定の無料チケット」
野球をする子供の数が減っていることに対する戦略。
同伴する親のチケット収入も当て込む。
「スマートフォンに特化した販売システム」
現在はスマホの購入者が5割から8割。
使い勝手を向上させる。
「イベントのブランド化」
イベント自体のファンも増やす。
なかなか頭の良い方ですね。
その結果、2011年には観客動員数が
110万人だったのを190万にも増やしていったのですね。
それとこれは知らなかったのですが、
シーズンシートを売りまくったのですね。
シーズンシートなんて言葉だけは知っていますが、
「大企業の接待用で超高い」というイメージでしょうか。
ベイスターズのHPで見つけましたが、
シーズンシートの料金表です。
バックネット裏の5,60万はちょっと高そうですが
20万位からあるのですね。
野球好きの社長さんのいる中小企業でも買えそうですね。
ただポイントは「お付き合いでシーズンシートを買ってもらっても
実際に来ないと球場全体で盛り上がらない」そうです。
単なる接待用では困るということなのですね。
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