ふるさと納税で確定申告 その8
どうでしょうか?
リアルに数値を入れてみると分かっていただけるでしょう。
また例によって(いつもの通り?)、筆を滑らせてしまいましたが、
「ふるさと納税は金持ち優遇税制」
であることをご理解していただいたでしょうか。
年収2000万円の高額納税者の瀬戸俊彦(仮名)の場合は
50万円もふるさと納税しても大丈夫なのですね。
年収600万円の働き盛りの川内勇気(仮名)は6万円くらいが
上限ですからね。
数回、牛肉やカニなど寄付したらおしまいですからね。
これでは強化本部長のために日本代表を目指す気力が
失せてしまうでしょう。(これはまったく勝手な想像です・・・)
高額納税者の瀬戸さんは、牛肉やカニ以外にも
高額な家電製品を目当てに寄付することができます。
実はふるさと納税でパソコンなど手家電製品も手に入ることも
ご存知でしたか?
実質負担わずか2000円でこれでは不公平だと
思わないでしょうか・・・。
先日3月23日付の各新聞で、
「ふるさと納税、返戻上限3割に 総務省要請へ」
という記事をご覧になりましたか?
記事によると「全国の自治体は1万円の寄付に対して
平均で4000円分の返戻品を送り返している」
そうですね。
つまり、返戻率40%ですね。
これを30%に抑えるということです。
まあ、仕方がないのでしょうけど、
宝飾品や家電製品、金券など換金性の高いものは
確かにやめたほうがよいのでしょうね。
手に入れた途端ヤフオクなどで換金できたら、
「究極の節税策!」みたいに使われること自体が
この制度の趣旨にそぐわないのでしょう。
還元率を多少下げても、その地域住民のために使われるように
各自治体も知恵を絞るべきなのでしょうね。
なかなか今回は勉強になりました。
ここまで具体的に指摘しているサイトはなかなかないですよ・・・・(多少手前味噌)
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