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2017年1月19日 (木)

ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由 その5

「1食900円の未来食堂のランチを労働の対価として
ご馳走になったら、従業員は税金はかかるのかどうか?」


せっかく未来食堂のすばらしいビジネスモデルを
ご紹介しているのに、すいませんが、税理士としての悲しい性(さが)です・・・。

せかいさんがたった一店舗でこのようなスキームでやっていたら
当局はまず問題視しないと思うのですが、もし大戸屋とかサイゼリアなどの
大手チェーンがこの「まかない」戦略を真似したらどうなるのか?
つい考えてしまいました・・・。
(絶対にやらないと断言できますが・・・)


未来食堂のビジネス・スキームに関していえば
「税務論文」くらいかけそうな(!?)、なかなか面白いテーマですね・・・。


飲食店で「まかない」というのは、実はどこでもあることです。
忙しい飲食店なら、昼食時に他の飲食店に行っている暇ありません。
まかない付きとして募集する飲食店も多いですしね。
美味しい寿司屋やイタリアンレストランで、働くたびにそんなグルメが
毎日いただけたら従業員としてはうれしいですからね。

最初申し上げた通り、そういうものを「経済的利益」といいましたね。
意外と知られていないことですが、通達でそのあたり「まかない」については
バッチリ決められているのですね。
税務調査でもめることもあるくらいなので、
やはりどこの飲食店でもある問題なのでしょう・・・。

でも、飲食店の経営者100人いてこんなこと知っているは
一人か二人でしょうけど・・・。(難しいので後で説明します)


極端なお話として、1日7回この「まかない」を一人全部でやって
1か月働いたとします。
せかいさんが税金のことを何もしなかったら、税務署は果たして
「冗談じゃない!」と乗り込んでくるのでしょうか・・・・!?


分かりやすい例でいいます。
1時間900円×1日7時間×23日(月の稼働日とします)=144,900円
働いた方は、ふつう現金144,900円もらいますね。
でもその経営者が
「ありがとう。今月はランチ券161枚(7回×23日)ね・・・」
となったらどうなるのでしょうか・・・・??

経営者や経理担当者ならすぐ分かるでしょうけど、
普通、給料として144,900円払ったら、源泉税かかりますから。
扶養ゼロの(つまり独身場合)2,800円がかかるのでしたね。


「従業員にそれだけ経済的利益をあたえているのだから、源泉税を
払ってください・・・」


そういう税務署の理屈なのです・・・・。

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