106万円問題を考える その6
いろいろ書きたいことはたくさんあるのですが、
「社会保険は無駄だ!」
というつもりはないのですが、正しい知識をもっておかないと
いけないのですね。
私の危惧していることが現実としてでてきていることが
でてきているようです。
昨日の日経新聞では、
「保険料を払わなくて済むように、働く時間を減らすパートもいる。
これが、人手不足の一因になっている。」
と報じていますね。
「食品スーパー最大手のライフコーポレーションは、
社会保険の適用拡大の対象となる従業員約4千人のうち、
労働時間を短くすると答えた人が約3分の1いた。
マルエツでは対象となる約2千人のうち、
短縮する人が4分の1いた。」
やはりそうなのですね。
『106万円以上働いたら損だ!』
と感じている人が多いからなのでしょう。
実は今までも11月以降に、
確かに調整するパートの方はいました。
以前は配偶者控除と配偶者特別控除があって、
最高で76万円も控除できたからなのですね。
でも政府はこれらを廃止して女性の社会進出を促す
戦略を打ち出してきています。
つまり「103万円の壁」を叩き壊す戦略です。
結局これがまた今度は「106万円の壁」を作ってしまい
元のように、戻ってしまうかのようです。
使用者側も労働者側もこの社会保険制度を
よく理解していただきたいと願うばかりです。
(がんばれ!働くお母さんシリーズ おしまい)
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