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2016年10月 4日 (火)

ワタミの失敗 その5

新入社員の女性が一人自殺したからといって
ここまで叩かれるか・・・・。


なんとなくこの本はワタミを擁護しているようにも取れるのですね。
事実過労死または過労自殺が発生し労災認定がされた会社は
2014年度には、過労死245件、過労自殺は210件も
あるといっているのですね。
結構あるものなのですね。


ワタミがこれだけ叩かれたのは、やはりカリスマ創業者の
渡邉美樹氏がいたからでしょう。これは間違いなくそう思います。

渡邉氏は一代で外食・介護大手のワタミグループを築き上げた
立志伝中の人物ですね。
2009年にワタミ社長を退任し、2011年に東京都知事選挙に出馬、
2013年に参議院議員比例区で自民党から出馬して当選しています。


その選挙運動のためでしょうか。

「発展途上国の子供達への教育支援活動を熱心に行う篤志家」

というイメージも強かったと思うのですね。
テレビのコメンテータとしてもよく出ていましたから。

私も一度渡邉氏の講演会をお付き合いで行ったことがあるのですが、
確かに、当時は聖人君子ような素晴らしいことをいっていました・・・。


そのギャップにマスコミも叩きやすかったのでしょう。
政治家という公人になったので、「政治批判の材料に利用された」
ともいっています。


一般人について、マスコミがひどい表現で記事にすれば、
「名誉棄損罪」になるらしいですが、彼は公人だから
ならないそうですね。
これは勉強になりました。
つまり、この政治家がその公職に適している方かどうかを
判断する材料として、何を書いてもいいらしいのですね。
「公共の利害に関する場合の特例」といいうのです。


そのおかげで叩きに叩かれ、ついに会社が傾いてしまったのです・・・。

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