ワタミの失敗 その4
なぜワタミは失敗したのか?
本当に考えさせられましたね。
私に言わせたら「経営理念の失敗」といえるのではないでしょうか。
「社員は家族である」
この経営理念が、確かにうまく社員に伝われば理想なのですね。
報酬や福利厚生を手厚くすれば不満は出ないのでしょうけど、
「家族のために一生懸命働くのは当然だ!」
とばかりに過重労働させたり、プライベートに干渉したりと・・・。
結局体のいい強要になってしまうのですね。
やはり、理念とは大きくかい離しています・・・。
「家族のようなものだから労働組合なんか必要ない」
そう創業者である渡辺氏は言ってきたのでしょう。
この経営理念に関しては今までいろいろ私も熱く語ってきました。
会社経営でもっとも重要であると、稲盛さんの「アメーバ経営」から
学びましたね。
ワタミはそれを失敗したのです。
渡邉氏の経営理念に
「人間が働くのはお金を儲けるのではなく人間性を高めるためである」
これがあるそうです。
でも確かに、裏返しですが
「給料を払わないけど死ぬほど働け」
と言っているようなものですからね。
真意をきちんと伝えることがアメーバ経営では大事なのでしたね。
ワタミでは結局この言葉が独り歩きして
「365日間24時間死ぬまで働け」
こうなってしまったのです・・・・。
« ワタミの失敗 その3 | トップページ | とと姉ちゃん »
コメント