« ワタミの失敗 その1 | トップページ | ワタミの失敗 その3 »

2016年9月28日 (水)

ワタミの失敗 その2

ではなぜワタミが失敗したのか?

有名な事件ですが、2008年に入社した女性社員が、
わずか2か月後の6月に社宅近くのマンションで自殺する事件が
発生しまた。
当初は事故として扱われ、ワタミが責任を問われることはなかったのです。


このあたりはワタミの初動が完全に遅れたのですね。
当初は「労務管理とは無関係の、個人的な事情による事故」
として会社は押し切ろうとしたのです。


でも遺族から労災申請を受けます。
「労働者災害補償保険審査官」から審査が行われたのです。
その結果、分かったことは、


「朝5時までの勤務が1週間連続し、最長で7日間の深夜勤務を含む
長時間労働により、1か月の残業が約140時間、自殺直前である
4月から6月までの2か月間の残業は計約227時間にも及んでいた。
さらに休日にも、午前7時からの早朝研修会やボランティア活動、
レポート執筆・・・」


すごいですね。結果的に精神障害を起こして、自殺に追い込まれた
断定されたのです。


さらに、これを叩いたのはあの週刊誌「文春」です。
「ブラック企業」として徹底攻撃・・・。
企業理念集から

「365日24時間死ぬまで働け」

ということを見つけ出し、強烈なパッシング・・・。


これでワタミは本当に揺らいでしまったのです・・・。


因みにこの事件に関して、いまもワタミのHPのトップページに
掲載されています・・・。こちら


« ワタミの失敗 その1 | トップページ | ワタミの失敗 その3 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ワタミの失敗 その2:

« ワタミの失敗 その1 | トップページ | ワタミの失敗 その3 »