ワタミの失敗 その2
ではなぜワタミが失敗したのか?
有名な事件ですが、2008年に入社した女性社員が、
わずか2か月後の6月に社宅近くのマンションで自殺する事件が
発生しまた。
当初は事故として扱われ、ワタミが責任を問われることはなかったのです。
このあたりはワタミの初動が完全に遅れたのですね。
当初は「労務管理とは無関係の、個人的な事情による事故」
として会社は押し切ろうとしたのです。
でも遺族から労災申請を受けます。
「労働者災害補償保険審査官」から審査が行われたのです。
その結果、分かったことは、
「朝5時までの勤務が1週間連続し、最長で7日間の深夜勤務を含む
長時間労働により、1か月の残業が約140時間、自殺直前である
4月から6月までの2か月間の残業は計約227時間にも及んでいた。
さらに休日にも、午前7時からの早朝研修会やボランティア活動、
レポート執筆・・・」
すごいですね。結果的に精神障害を起こして、自殺に追い込まれた
断定されたのです。
さらに、これを叩いたのはあの週刊誌「文春」です。
「ブラック企業」として徹底攻撃・・・。
企業理念集から
「365日24時間死ぬまで働け」
ということを見つけ出し、強烈なパッシング・・・。
これでワタミは本当に揺らいでしまったのです・・・。
因みにこの事件に関して、いまもワタミのHPのトップページに
掲載されています・・・。こちら
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