終わった人 その2
表紙の絵のように、定年を迎えた日はどんな思いで
むかえるのだろう・・・
身につまされる方も多いでしょう。
この描写が妙にシュールですね。
花束を渡されて、部下から
「たまには遊びに来てください」
とミエミエの社交辞令を言われ拍手で職場を後にする。
ただ、この主人公のように、最後の出勤日にはハイヤーで
家まで送ってくれるような会社は少ないでしょうね。
家ではささやかなお祝い会。
「長い間お務めご苦労様でした・・・」
と型どおりの労いの言葉。
床につくと
「さてこれからどうして生きていこうか」
とモンモンと悩みます・・・
でもこの主人公は、退職するまで年収1300万、
個人資産もなんと1億円という設定。
「それだけあれば悠々自適だろ」
これはツッコミたくなりますね。
それでも、その日から地獄の日々。
まったくやる事がない。
家でも邪魔者扱い。
「今日はお昼いるの?」
奥様から毎日聞かれる・・・
「何だかな・・」
生前葬という意味が分かってきましたか・・・
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