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2016年8月23日 (火)

税務署は3年泳がせる その8

楽しいオリンピックのお話をいつまでもしたいところですが、
真面目に税金ネタを続けます。


卓球の15歳伊藤美誠選手が
「先輩たちを手ぶらで返すわけにはいかない」

と言っていましたが、

税務調査に来た調査官を「手ぶらで帰す」!?ことは
良いことなのでしょうか?


我々の専門用語!?で「お土産」と言われるお話です。
税務調査も1日潰して来るわけですから、
彼らの最低限の「日当」くらいは稼がなければいけない発想はあるのでしょうか。


でも飯田先生は、「お土産肯定派」ではないようです。
申告に間違いがなければ「申告是認」として税務調査が
終了することがあるからなのですね。

そんなことより、調査官は調査をしながら経営者の人柄を見ているのです。
ここが大事なのですね。


例えば、普段仲間と一緒に食事して、ワリカンで払おうとするときに、
領収書をもらおうとする人がいますよね。

そういう場面を見て、

「この人はいつも自分が食べた食事代も必要経費に
いれているのだろうなあ」

と思うのだそうです。
調査官の悲しいサガでしょうね。


飯田先生はそういうことにならないように
良いことを薦めていました。

「すべての領収書の裏に、4W1Hを入れよう」

① どこで、 ②誰に、③、何を、④なぜ、⑤どのように
これを領収書の裏にメモするように薦めているそうです。


確かにここまですれば、

「この領収書は経費かどうか」

自分で判断できるのでしょう。
これはお勧めですね。実際にはかなりメンドクサイかな・・・。
最低限「なぜ支払ったか」さえあってもいいと思います。


しかし税務調査の際に、すべての領収書にこれが書いてあれば
税務調査官は、感動して、きっとそのまま逃げ帰るでしょうね!?

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