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2016年6月29日 (水)

捨てられる銀行 その9

ノルマに追われて銀行の支店では、顧客の課題を聞いたり、
解決している暇はない・・・・。

この森長官の問題意識はすごいですね。


「銀行は何のためにあるのか・・・」

まさに哲学的な問題なのですね。


「ノルマという数字の奴隷になりさがる・・・」
こんな厳しい問題意識も金融庁幹部はもっているそうです。


銀行の都合を押し付けるのが「できる営業マン」として出世する・・・。
やはり半沢直樹ではないですが、これはやはりおかしいのでしょう。
銀行というところは、単なる営業会社ではないのですね。
地域経済に対していかに貢献できるかという、
公的な役割もあるからこそなのですね。

そのためには銀行員の評価体系を変えることまで考えているそうです。


巻末に様変わりした地域金融機関の具体例として
4つの地方金融機関がでていました。

これを読むと、まさに「ビックリ・ポン!」
こういう銀行がすでに現れてきているのです。


金沢にある北國銀行では、営業ノルマを撤廃したそうです。

15年も前から頭取が問題意識を持っていて、
「このままでは生き残れない」という危機感から
生まれ変わるために若手中心に勉強会を何度も開いてきたそうです。

その結果、
「目先の数字を負うものに碌な人間はいない。」

「ディズニーランドでは何人の入園客を連れてこい」とか
「スターバックスでは珈琲を何杯売れ」など営業ノルマは与えていない。

それより
「働くスタッフが充実していきいき働いているか」
「顧客にも価値観を共有しているか」
などのブランド価値を向上するために行動基準を重視している・・・。


北國銀行はそれに気が付いたのですね。
その結果、本部に顧客が抱える経営課題を解決するチームを作ったそうです。
事業再生、IT支援、事業承継支援など・・・。


こんな銀行とお付き合いしたいですね・・・・。

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