キリンビール高知支店の奇跡 その6
田村流の「質より量」の営業手法をお分かりになりましたか?
高知支店の行動指針、 「ばかでも分かる単純明快!」
「キリンです!飲んでください!」
といってひたすら回る営業・・・。
さらに秘策を打ちます。
「高地が、いちばん。」
キャンペーンを打ちます。
お分かりの通り高知は酒好きの土地柄。
キリンラガーの瓶ビールの消費量は年間30本と全国一位。
これが高知県民の琴線に触れたのですね。
県民性は一番でないと気が済まないとこらしいいです。
本当に、離婚率が1位から2位になっても悔しがる県民性らしいです・・・。
さらにこの本のクライマックス。
キリンビールの社長に直訴したくだり。
実は1996年にスーパードライに対抗して、キリンラガーの
味を変えていたのですね。
これがすこぶる評判悪かったらしいのです。
「元に戻してほしい」と社長が高知に訪れた際に
直接言ったのです。
それを何と社長は聞き入れてしまったのですから、
これはキリンビール史上に残る!?「武勇伝」なのでしょうね。
「高知の人の声でラガーの味を元に戻しました」
このキャッチ・コピーで高知県中で評判に。
さらにラジオCMでたたみかけます。
電車編、
「電車が高知県に入りましたので、
ビールはラガーに変えさせていただきます~」
飛行機編、
「ただいま、高知上空に入りました。今からビールはラガーに
変えさせていただきま~す」
なかなか・・・。 田村氏は実にしたたかですね・・・。
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