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2016年6月21日 (火)

捨てられる銀行 その3

1999年(平成11年)に導入された金融検査マニュアルが
銀行をダメにしたのですね。


銀行員はすべて金融庁を見て仕事するようになってしまったのです。
ハッキリ言えば顧客を見て仕事していない・・・。


Photo


半沢直樹がドラマで支店長や本店と戦いましたよね。
銀行そのものが、全店あげて金融庁のマニュアルに従うように、
銀行内のマニュアルをより強大に作り上げ、がんじがらめに
してしまったからです。
本店検査部の権力を強め、検査部の輪店で半沢直樹が戦っていたのは
まさにドラマのとおりなのです。


でもこの本にこうハッキリ書いてありました。
「検査マニュアルは抜本的な不良債権処理を断行するための
経済対策としてつくられた」のですね。
あれから15年以上たった「平時」には運用すべきものでは
なくなっていたのです。

それでもこの形骸化されたマニュアルがあるからこそ、
検査マニュアルを頑なに信じ、「リスクマネーを信じない銀行」
ばかりになってしまったのです・・・・。


でもこの本の主人公、森金融庁長官はその弊害をまず取っ払うことから
始めました。
ここが実にカッコいい!!


森長官は長官に就任する前は検査局長でした。
検査局長に就任して間もない2013年(平成25年)に
庁内で開かれた会議でいきなりこう切り出したそうです。


「金融検査マニュアルを廃止できないだろうか」


金融検査マニュアルを実行していくのが検査局ですよね。
そのトップ自らが、そのマニュアルを廃止しようとしたこと
に驚愕するのですね。


この時から金融庁のエースと呼ばれるようになったのでしょう。
そのエースが今や金融庁のトップなのですから・・・。

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