理と情の狭間 大塚家具から考えるコーポレートガバナンス その8
すいません。月刊ランナーズ掲載でつい有頂天になってました・・・(反省)
大事な大塚家具問題をまとめます・・・。
本当に「コーポレートガバナンス」の勉強になりましたね。
特に巻末に書いてあった「オーナー家としてのガバナンス問題」
これは必読です。
プロの相続専門家としても考えさせられました。
しかし、最後に私見を。
私の世代、50代はサラリーマンとして「上がり」の世代。
優秀な方は「取締役」になっています。
昔のサラリーマンなら憧れのポジション。
専属の秘書が付き、経費は使いたい放題。
私的なゴルフでも会食でも舛添知事以上に何でもアリ。
社長に忠実な僕と働いて、高額な退職金をもらって
関連会社の社長に収まり、
またここでも経費使いたい放題の最後の楽しいサラリーマン生活・・・。
20年も前はそうだったのですけどね・・・。
今やそれが変貌してしまったということです。
取締役として、代表者に対して責任を負う・・・。
それができなければ損害賠償。厳しいですね。
そもそも「天下り」なんて言葉も「死語」となってしまったし、
また経費も昔のように湯水のごとくには使えない・・・。
会社法的には当たり前といえば当たり前のことですけどね・・・。
サラリーマンもキビシイ時代なのですね。
それとこの本で学んだのは、「にいまる、さんまる」という言葉。
ご存知でしたか?
安倍政権が掲げた「女性活躍の促進」
「社会のあらゆる分野で2020年までに指導的地位の
女性が占める割合を30%以上にする目標」です。
つまり上場企業の役員の女性比率を30%以上にすると
いうことなのです。
この観点で世の中は動いてきているのです。
今回の主人公、大塚久美子社長は男女雇用機会均等法の
第一次世代です。
あの世代の女性が、まさに役員として活躍しなければならない時代に
なってきたということです。今回久美子社長が注目されたのは
そんな時代背景があったからこそなのです。
これから活躍していく女性役員たちにエールを送りたいですね。
あと4年間で女性役員が量産されていくのですから。
最後に我々の同級生たち(当然男性)にもエールを送りたいですね。
ガード下の安居酒屋で同級生達のボヤキが聞こえそうですが・・・。
(ガンバレ! 家具屋姫シリーズ おしまい)
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