町工場の娘 その11
また例によってダイヤ精機を熱く語りすぎましたね。
ゴールデン・ウィークになることだし、そろそろまとめましょうか。
でも何度も書きますが、こんな「普通の家庭の奥さん」が会社を
立て直したのですから、(失礼!)誰でもできそうな気がしませんか・・・。
最後に一番参考になるお話。
「運・勘・度胸」の最後の「度胸」
ここが一番面白かっった・・・。
会社が「どん底」であった2009年7月頃。
当時の麻生首相が、大田区を訪ね、中小企業経営者との
意見交換会をしたことがあり、その席に諏訪社長も呼ばれたそうです。
大田区の区長から、商工会支部会長らが顔をそろえた会議は
当然ですが厳粛なムード。
とても若輩経営者が口をはさむような雰囲気ではない。
まあそうでしょうね。
そのわずか30分ほどの会議の終了後、麻生首相が退出しようとしたとたん、
この諏訪社長がすっと立ち
「麻生首相、直訴させてください!」
驚いたSPが諏訪社長を両脇から羽交い絞めにしたそうですから、
なかなかの度胸ですね。
この直訴とは「雇用調整助成金の緩和」を訴えるものだったのですが、
実際にその直訴のおかげで、本当に政府が動いてくれたのですね。
これをきかっけに、「首相に臆さずものいう女性」ということで有名になり、
2012年に「ウーマン・オブ・ザイヤー」となったのですね。
これもダイヤ精機を復活させる原動力ともなったのです。
マスコミにも何度も取り上げられ、知名度も上がり、テレビにも引っ張りだこ。
それをきっかけに商談も増えたそうです・・・。
「運を引き寄せる度胸」
是非参考にしてください・・・。
(ガンバレ! 町工場の星シリーズ おしまい)
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