日本で一番「親切な会社」をつくる その6
ねぎしは「経営指針書」を作り出すことにより変わりました。
この本では、これで急激に変わったかのような書きぶりです。
個人的な意見ですが、後半はやたら経営コンサルタントの専門用語が
散りばめられていますので、どうもゴーストライターが、
コンサルタントの意見を聞いてまとめたものだと思います。
(すいませんが本音です)
でもここに何かヒントがあると思い何度も読み返しました。
ではそのねぎしの秘密を・・・。
まずねぎしは経営指針書の策定に当たって、「SWOT分析会議」を
全店の店長と本社スタッフメンバーでスタートすることから
始めます。
「SWOT」なんて、コンサルタントが絶対好みそうな言葉ですね。
強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、
機会(Opportunities)、脅威(Threats)
これを分析して、来年度取り込むべき課題を明確化します。
まあこのあたりはどこの企業でもやるでしょう。
そのあとが、このねぎしのまさに「強み」です。
SWOT分析会議で決まった全社重点課題に沿って、今度は各店長が
自分の経営計画を策定します。
年間売上、客数、どんな店にしたいか、そのために力を入れるポイントなど、
数値目標や具体的な取り組みを、店長自らが作るのです。
このあたりすごいと思いませんか。
大手チェーンなどは、本部が決めた目標を各店に割り振っておしまい、
ですからね。
ねぎしは各店の経営は店長にまかせ、本部は口出ししません。
ねぎしで大事にしているという、実にカッコいい精神からなのです。
「自分の人生は自分で切り開く。 自分の店は自分で作る。」
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