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2015年11月 6日 (金)

日本で一番「親切な会社」をつくる その5

平成7年(1995年)東京中小企業家同友会に入会したのがきっかけで
根岸社長は「経営指針書」を作成することを始めました。


こういう「きっかけ」は大事ですね。
周りの経営者見て「これではダメだ。」と悟ったようです。
根岸社長は、ここから本格的に経営の勉強を始めます。


この年代の時代背景分かりますか。
平成3年(1991年)のバブル崩壊後、銀行の貸出が
非常にきつくなってきたのですね。
担保主義からキャッシュフロー主義への転換もあります。


飲食店業界は、これを目の当たりに受けるのですね。
きっと根岸社長も資金繰りで苦しまれたのでしょう。
飲食業特有の、「場当たり的経営」ではやはりダメなのですね。
たぶん、「藁をもすがる思い」でこういう会に入会されたのだと
思います。


この「事業計画書」の毎年の提出によって、銀行の信頼を勝ち取ることが
できたのです。
その大きな力となったのが、平成13年(2001年)のBSE問題の時。
多くの焼肉屋、ステーキ屋が大打撃を受けましたね。
締める店も非常に多かった・・・。

確かに、ねぎしも大打撃です。客足は減少、売上は半減。
しかし、この時銀行は、

「応援しますよ。」

と手を差し伸べてくれたというのです。

「半沢直樹」みたいな立派なバンカーが担当者だったのでしょうか。

でもやはり、経営を前向きにとらえ、毎年「事業計画書」を
出し続けていたからこそなのですね・・・


いい話です・・・。

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