ある日突然40億円の借金を背負う―それでも人生はなんとかなる。 その9
人生のどん底を味わって7年の2006年4月。
メガバンクからの借入金12億を返すことができます。
返済し終わった晩に夫婦で久しぶりのワインを飲みます。
何だかここ読むと泣けてきます。
半沢直樹に出てきそうな「悪代官」と闘ったのでしょうね・・・。
でもまだ20億円もの借金。
さらにここで追い打ち。
狂牛病発生でまたも資金繰り地獄。
このチェーンは吉野家のフランチャイズもやっていましたから。
さらにノロウイルスで新聞沙汰。店舗の火災。
これだけ波乱万丈な社長さんはいないです。
本当にドラマのような人生。
ついに、社長は諦めかけます。
つまり事業をやめる決意をしたのですね。
当時、M&Aが盛んでした。
居酒屋グループを購入したい買い手はいくらでもいたのでしょう。
売ってしまえばこの苦しみから解放されるのです。
倒産しなくてよくなるのですから・・・。
でも思ってもみなかった、従業員からの大反対。
「自分たちも頑張ります。逃げないで頑張りますから。」
ここできっと湯佐和は変革したのでしょうね。
社長こそ従業員から諭されたのですから・・・
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