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2015年10月14日 (水)

ある日突然40億円の借金を背負う―それでも人生はなんとかなる。 その5

会社を引き継いで約1年間は地獄の日々。
読んでいて泣けてしまいます。

国税局との厳しい交渉の帰り道、地下鉄に乗ろうとしたとき、
本当に飛び込んでしまおうと思ったことがあったそうです・・・。

また自宅にまで借金のしつこい督促。
乳飲み子を抱える奥さんが、なくじゃくる子供のそばで
平身低頭して電話で謝っている姿を見て愕然としてしまいます。

「自分の人生、家族の人生が壊れていくような画が見えるような
気がした・・・」

地下鉄飛込み未遂事件とこの奥さんの姿を見て
彼はハッと気が付いたのです。

「心の最後の一片まで恐怖に支配され尽くすと、
不思議と心が静まっていく感じがした・・・」

ここは何度も読み返してしまいました。

それで湯澤社長はどうしたのでしょうか。
開き直って「破産計画」を立案したのです。
もちろん、単に弁護士に依頼して破産を実行するのではなく、
期限を決めてこの期間だけ死に物狂いでやってみようと。

その期限は5年。
なぜ5年かは書いてなかったのですが、

「その5年間は、たとえ借金が減らなくても気にしない。
5年間は会社継続することだけに専念する。
5年たって状況が変わらなければ会社清算する・・・。」

本当に腹くくったのですね。
1827日分日のひめくりカレンダーを手作りで作ったそうです。


Photo

(実物です)


布団に入る前に
「ああ、今日一日終わった、あと1800日だ・・・」
そう思うと心が軽くなったそうです。

そごいですね。これ一度作ってみませんか・・・。

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